武藤は“マインツのメッシ”独紙から期待度高くテレビ3局も密着
2015年07月13日 05:30
サッカー
相手は5部とはいえ、実戦デビューで片りんは見せた。後半開始から右MFで登場すると、同13分に得意のドリブルで2人抜き。同24分からは負傷者が出た影響もあり1トップへ。その直後だ。相手DFライン裏を狙ったMFバイスターのパスに反応し、相手GKを見ながらループシュートを放った。「相手も寄せて来ててGKも前に来てるのが分かった」。わずかに右にそれたが、適応能力の高さを見せた。
武藤は「まだ(周囲と)コミュニケーションが取れていないというのが率直な感想」と振り返った。互いの長所を理解し周囲にフィットするには時間が必要。それでもチームのコンセプトは理解しつつある。「攻守においてハードワークを求めることは理解できた。あとは切り替えの早さも。そこを突き詰めていければ」と話す。
後半に膝を負傷して交代したFWデブラシスは12日、内側側副じん帯部分断裂で最低4週間の離脱と発表された。今季センターフォワードの1番手が開幕微妙となり、今後は武藤が1トップで多く起用されることも考えられる。「キャンプでは強豪との練習試合もあるので、そこでレギュラーを獲りたい」と武藤。8月15日、インゴルシュタット戦での開幕スタメンへ“マインツのメッシ”は徐々にギアを上げていく。