神戸、岩波&小川が退団か クラブに不信感…生え抜き主力流出危機
2017年10月05日 05:31
サッカー
今年8月、クラブ側はネルシーニョ監督を成績不振により解任。さらに田中健一社長や安本卓史事業本部長、安達亮強化本部長も現職を解かれた。ただ、関係者によれば、安達氏とクラブ側は解任に伴う違約金を巡って決裂。現時点でも違約金が支払われていないため安達氏はクラブには残留しているが、強化業務には携わっていない。事実上、強化部門トップが不在という異常事態だ。
9月末にはクラブ側から選手に強化の現状を説明したものの、来季に向けた契約の話などは進展していない。不信感を募らせた選手複数人から退団を志願する声が出ているという。
この日、神戸市西区での練習後に対応した岩波は「(来季は)まだ何も決まっていない」と話した。岩波自身は現行の契約が今季いっぱいで、移籍する際の違約金が発生しないため、退団を決断すれば他クラブが獲得に乗り出すことは必至。プロ野球の楽天社長と兼務する形で立花陽三新社長の就任が予定されている中、新体制は波乱含みの船出を強いられることになりそうだ。