長友 収穫の“完敗”新天地ぶっつけデビューで「速さ」痛感
2018年02月06日 05:30
サッカー
移籍期限の最終日である1月31日にガラタサライ加入が決まり、練習参加はわずか2日。“ぶっつけ本番”に近い状況でもフル出場を果たした。前半16分には自身のバックパスをGKがトラップミス。そのCKから先制点を許す不運な展開となったが、持ち前の運動量で上下動を繰り返した。
試合データを分析したトルコのスポーツ専門サイト「Sporx」によれば、長友のパス成功率は90%と高い適応力を見せた。その一方、19回あった1対1の局面での勝利は5回のみ。同サイトは「ファンを不安にさせるデータ」と手厳しく指摘。攻守が激しく入れ替わる中で、個の局面での改善が浮き彫りとなった。
「ここに来れば新しい刺激をもらい、成長できると思った」。そうプラス思考で語る長友はインテルの元同僚で、ガラタサライでのプレー経験もある元オランダ代表MFスナイダー、元ブラジル代表FWフェリペ・メロに移籍の相談をしたという。2人からは「チームもファンもスペクタクルで情熱的だから、何も考えずに行ってこい」と背中を押された。W杯で活躍するために決断した成長への挑戦。野心に満ちた長友が、ここから一気にギアを上げていく。