遠藤 1・5列目で輝く!ガンバ新システムに“復活”の手応え
2018年02月06日 05:30
サッカー
「私は遠藤はボランチの選手ではないと思っている。もう一つ前でゲームをつくれる」
通称「クリスマスツリー」と呼ばれる4―3―2―1システム。1・5列目の位置に入ったのは遠藤だった。正確な技術で好パスを連発。同じ1・5列目に入ったMF倉田やFW長沢と絡みながら、時には相手のマークがつきづらいポジションを取る。「最初の立ち位置がそこ(1・5列目)というだけ。まだコンディションが上がらない中で楽しくできた」。事もなげに話した遠藤がリズムをつくり出した。
クルピ監督は来日した際、「(香川と)同じようなことが起これば良い」と話していた。C大阪を率いていた時にはボランチだったMF香川真司(ドルトムント)をトップ下にコンバートさせて開花させた。同じような育成を期待されており、まず着手したのはボランチを本職とするチーム最年長MFの最大の生かし方だった。
年齢が高くなるにつれてポジションが下がっていく、サッカー界の常識に逆らう大胆采配。名将に導かれ、G大阪が大きく変わる雰囲気が漂っている。