【J1キーマン・浦和】FW武富孝介、地元に覚悟の移籍で“走力”注入
2018年02月06日 10:42
サッカー
とにかく走る。湘南時代には1試合の平均走行距離が約13キロにも到達。武富は「実は素走りは苦手」と笑うが、試合になった途端、大量のアドレナリンが分泌されるタイプだ。向上心も強い。日々、ドルトムントの映像をチェック。ほぼ同じサイズで世界と渡り合う香川のアイデア、ポジショニングは最高の教材という。
今季、ACLにも出場する柏からの加入。後ろ髪を引かれる思いもあった。「覚悟のいる決断でした。全てのタイトルを獲るためです。浦和は地元ですし、昨年のACL決勝を見て心のどこかで憧れもありました」。12年ぶりのV奪回へ、右サイドから赤き疾風が吹き荒れる。
◆武富 孝介(たけとみ・こうすけ)1990年(平2)9月23日、さいたま市生まれの27歳。小学生時代は選抜チーム「FC浦和」で山田直輝らとプレー。柏の下部組織から09年にトップ昇格。11年からJ2熊本、湘南への期限付き移籍を経て15年から再び柏へ。昨季の柏では26戦に出場し日本人チーム最多の9得点をマークした。1メートル73、69キロ。利き足は右。