本田 4年ぶりトップ下で呪縛解く!スイス戦の先発勝利へ自信

2018年06月08日 05:30

サッカー

本田 4年ぶりトップ下で呪縛解く!スイス戦の先発勝利へ自信
<日本代表練習>乾(左)岡崎(中)らとそろってジャンプする本田(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 W杯ロシア大会に出場する日本代表は8日(日本時間9日午前2時)、スイス・ルガノでスイスとの親善試合に臨む。欧州入り後初の非公開練習となった6日の練習でMF本田圭佑(31=パチューカ)が主力組のトップ下に入ったもよう。W杯メンバー選出後初めて報道陣の取材に応じ、得意のポジションで悪い流れを断ち切る決意を示した。チームは7日、オーストリアからスイスへと移動した。 【日本代表メンバー  日程&結果
 自らのプレースタイルのように、どっしりと構えていた。本田はジャージーにサングラス姿でミラノのマルペンサ空港に到着。ACミラン時代に慣れ親しんだ場所からスイス入りした。仮想W杯となるスイス戦。本田が、いよいよトップ下へと回帰する。

 「(トップ下は)チームの状況で、つなぎ役からゴールゲッターまでやる。求められるプレーの幅が魅力的。その期待に応えようとやってきた。オンリーワンの役割。最も好きなポジション。精度を高められるように準備する」。

 今の日本に伸びしろを求めるなら、本田だ。6日の非公開練習では4―2―3―1の司令塔に君臨。かつて「我が家」とまで形容したこだわりの位置だが、4年前のW杯ブラジル大会から“留守”にしたままだった。スイス戦で我が家へと戻る。日本は縦に速いハリル流から連係、遅攻を織り交ぜた西野流へとかじを切った。「攻撃のパターンを危機感を持って増やそうとしている」。そう語った背番号4は「新しい一歩を踏み出せている。停滞感は一切ない」と言う。W杯まで限られた時間で、日本を立て直す自信がある。

 呪縛も解き放つ。トップ下で先発し勝ったのは、14年6月6日の親善試合ザンビア戦が最後。先発出場だけに絞っても、勝利は16年11月のオマーン戦までさかのぼる。ゴールは16年9月のアジア最終予選UAE戦が最後。3―4―2―1の右シャドーで先発に抜てきされたガーナ戦も決定機を外して無得点に終わった。「試したいことはしっかり出す。そこで勝ちにいくと。勝ちにいくことまでこだわってやりたい」。W杯まで残り2試合。スイス戦で悪い流れを断ち切る必要がある。

 堅守が売りのスイスは、直近のスペイン戦で1―1の引き分け。その強敵をなぎ倒すことができれば、上昇気流に乗ることができる。「崩せれば自信になる。このままいけば崩せない、という危機感の中でチャレンジャー精神を持って臨みたい」。よみがえる金狼が、日本代表を活性化させる。

おすすめテーマ

2018年06月08日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム