日本代表 7戦連続先制点許す 甘いスローイン対応 昌子と植田の鹿島コンビでも防げず

2018年06月13日 05:30

サッカー

日本代表 7戦連続先制点許す 甘いスローイン対応 昌子と植田の鹿島コンビでも防げず
<日本・パラグアイ>試合中の西野監督(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【国際親善試合   日本4―2パラグアイ ( 2018年6月12日    インスブルック )】 またも「悪癖」が顔を出した。0―0で迎えた前半32分、相手スローインから招いたピンチ。ペナルティーアーク付近でボールを持った相手MFオスカル・ロメロに反転を許すと、そのまま左足ゴールを決められた。欧州組も加わるフルメンバーのA代表では7戦連続で先制ゴールを献上。W杯前最後のテストマッチも、不安は拭えなかった。
 センターバック(CB)は昌子と植田の鹿島コンビが先発した。昨季J1で2位タイの16戦完封、16年クラブW杯ではAナシオナル(コロンビア)を完封した一枚岩。だがスローインへの対応が甘くなり、最後は個人技に隙を見せた。「こぼれ球を拾われた。先に触らないといけない」と昌子。序盤からコンパクトな守備で主導権を握っただけに悔やまれた。

 8日のスイス戦では主力格の吉田、槙野がCBで先発も2失点を喫した。出番をつかんだ昌子は仮想コロンビアの一戦に燃えていた。「サブのメンバーが勝たないといけない。突き上げていかないと」。だが後半45分にもFKの流れからミドルシュートを浴び、西野ジャパンでは3戦連続の2失点となった。

 植田は「しっかり組織、いいブロックはつくれた」と一定の手応えも口にした。前線のプレスにもメリハリが見られた。だが相手はW杯出場を逃しコンディションも万全には見えなかった。1次リーグで激突する3カ国はいずれも格上、攻撃力でパラグアイをはるかに上回る。先制を許せば致命傷になりかねない。残り1週間、ロシアに乗り込む西野ジャパンにとって守備の整備は急務だ。

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