原口 泥臭いハードワークの貢献度く「勝ったということは自分の仕事ができんだと思う」

2018年06月20日 05:53

サッカー

原口 泥臭いハードワークの貢献度く「勝ったということは自分の仕事ができんだと思う」
コロンビア戦に出場した原口(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 試合終了の笛が鳴った瞬間、喜びよりも安堵の表情を見せた。右MFとしてフル出場した原口元気(27)は「最後の5分間は倒れそうだった。キツかったし、それが報われた。何かをやったわけではないけど、勝ったということは自分の仕事ができんだと思う」と笑みを浮かべた。
 初のW杯。「独特の雰囲気があった」と最初はぎこちなさがあったが、徐々に持ち味の強気なプレーが出始めた。左サイドバックのコロンビア代表DFモジカとのマッチアップでは「何となく1、2回はがされたところで感覚をつかめた。はめれば取れると思った」とすぐに手応えを得た。「目の前の敵には負けないようにしようと思った」。サイドでの攻防を制したことは数的有利だった日本代表の優位性を保つ上で、さらなるアドバンテージとなった。

 陰のサポートもあった。ハーフタイム中に手倉森誠コーチから「サイドに張るのではなく、もっと中で受けた方が良い」と指示を受けた。原口自身がピッチ中央気味にポジションを取ることで、右サイドバックの酒井宏樹の攻撃参加を促せた。それが奏功。大迫の決勝点につながるCKはエリア付近まで攻撃参加していた酒井宏樹のシュートだった。

 初のW杯は無得点。だが数字に残らない泥臭いハードワークの貢献度は高い。

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