憲剛 15年連続ゴール!自画自賛1号で19年型パフォ披露
2019年03月02日 05:30
サッカー
待ちに待った今季本拠1号弾。実はこれが中村にとってJ1・15年連続ゴールだった。中山雅史らに並ぶ歴代2位。16年シーズンに最年長MVPを獲得し、17年には悲願のリーグ初制覇。鹿島に次ぐ史上2度目の3連覇へ向けた今シーズン、大卒J1最多出場を更新中の司令塔は、また新たな勲章を手に入れた。
この一発で、金曜ナイターにもかかわらず超満員に埋まったスタジアムもボルテージが最高潮に達した。それでも前半21分、中村が「鹿島に隙を見せればやられる」と悔やんだように、昨年度アジア王者に一瞬の隙を突かれて失点。後半も中村を中心に相手を攻め立てたが、引いた相手を崩せずにドローで終わり、「残念」と悔しがった。
これで先月23日のFC東京との今季リーグ開幕戦に続くドロー。中村は言う。「この2試合で分かった。FC東京や鹿島という名のあるチームが引いて守って、カウンターで勝ち点を取らせないようにやってくる」。主要タイトル20冠を誇る鹿島でさえ、この日もなりふり構わない姿勢を見せた。だからこそ中村は「それにあらがえないようなら、3連覇は到底届かない」と言う。それでも積み上げてきた自信は揺るがない。「あとは(ゴールを)決めるだけ」。今年も衰え知らずの背番号14が、チームを目指すV3ロードへと導く。