仲川、代表初招集で異例の「背番号10」 森保J「E-1」へ22人発表
2019年12月05日 05:30
サッカー
身長1メートル61。Jリーグ発足以後、A代表では歴代最小兵となるが、肉体には高性能なターボを搭載。「自分の特長は一瞬で裏を取る速さ、相手の背後を狙うことでチャンスになる。そういった部分を出しつつドリブルも見せたい」。主戦場は右サイド。欧州組に目を向ければ堂安、伊東らが務めるが、スピードと突破力では引けを取らない。
27歳での春には「やっと…という感じかな」と笑う。日本代表の試合も大半はチェック済み。3月のコロンビア戦も自身がプレーすることをイメージしながら見た。「フィジカル面の差はあったが、当たられないように相手との距離を取る動きだしとか、後ろのスペースに走るとか…。自分は通用するかなと思う」。準備はできている。
国内組での編成とはいえ初招集で背番号10は14年9月の森岡亮太以来。異例の抜てきと言える。「出し手、受け手の関係もあるし、自分の特徴を理解してもらえたら。積極的にコミュニケーションを取れれば」。7日のFC東京戦では15年ぶりVに王手をかけておりMVPの最有力候補とされる。国内で最も危険な男が満を持して韓国に乗り込む。