左膝十字じん帯損傷からの復活を目指す川崎Fの元日本代表MF中村憲剛(39)が28日、チームの全体練習に完全合流を果たした。この日は3―1で勝利した湘南戦に先発したメンバーは途中から軽めのメニューで調整したが、その他のメンバーはミニゲームなどの対人を含め約1時間半、みっちりトレーニング。その中で中村は問題なく全メニューを消化した。
中村は昨年11月2日の広島戦で左膝を負傷。検査の結果、同個所の十字じん帯損傷および外側半月板損傷が判明し、同22日に手術を受け、全治約7か月と診断された。順調にリハビリをこなしていた3月上旬頃に患部に痛みが出て、その後はコロナ渦による練習中断などで精神的にも苦しい時期を過ごしたが、今月3日の練習から部分合流。この日、ついに完全合流を果たした。
中村は術後ちょうど8カ月が経った今月23日に自身のSNSを更新。「病院に行って診察と筋力測定をした結果、膝に異常もみられないし筋力も前回より上がっていたので徐々にですがゲーム形式にも参加して良いと参加許可をいただきました」と報告していた。復活への階段を順調に上っている様子で、自身も見通しを語っていた8月中の復帰へ、また一歩前進した。