磐田移籍の元日本代表MF遠藤保仁が会見「簡単な決断じゃなかった。またG大阪に戻ってきたい」

2020年10月05日 11:19

サッカー

磐田移籍の元日本代表MF遠藤保仁が会見「簡単な決断じゃなかった。またG大阪に戻ってきたい」
磐田移籍が決まりオンライン取材に応じるMF遠藤(C)GAMBA OSAKA Photo By 提供写真
 G大阪MF遠藤保仁(40)のJ2磐田移籍が5日、発表された。来年1月31日までの契約で背番号は「50」。同日午前、遠藤はオンライン取材に応じ、G大阪への感謝や移籍に至った経緯などを口にした。
 以下、一問一答。

 ―率直な感想は
 「20年間近くG大阪でお世話になった感謝の気持ちと、これからの新しいチャレンジへの楽しみ。両方あります」

 ―決断した理由は
 「まずは新しいチャレンジをしたいと思いましたし、出場時間も含めて試合にたくさん出場したかった。そういう思いが強くあった中での移籍です」

 ―今季スタメンが減ったことも要因か
 「大きな要因ではなく小さな要因。でも常に競争がある中で、自分はなかなか試合に絡めなくて悔しい思いもあった。G大阪という偉大なクラブで競争があるのは当たり前で、チャンスを生かせなかったというのはあるんじゃないかな、と」

 ―オファーの時期は
 「秘密です」

 ―誰に相談したか
 「(小野)社長を含めて強化部とは何度もミーティング重ねた。当然、家族や代理人にも。選手には迷惑になるので相談はしていない。最終的には自分と社長を含め、会社の方と判断した」

 ―家族は
 「寂しい気持ちはあっただろうけど、試合に出る姿を見たかったんじゃないかな。家族はG大阪に感謝していますし、磐田にも新しいチャレンジをさせていただいて感謝している」

 ―40歳での新チャレンジ。不安は
 「ないですね。良いチャレンジだと思う」

 ―磐田では
 「向こうに行っても試合に出られる保証は何もない。新人の頃のような気持ちで、ゼロからの新しいチャレンジにワクワクしている」

 ―G大阪で得たものは
 「まずは20年近く同じクラブでプレーさせてもらえたのは、自分にとっては感謝の気持ちでいっぱい。色んな監督や選手と仕事をして自分のためにもなったし、自分の刺激にもなった。タイトルもたくさん取れた。サッカー人生のほとんどがここで過ごした」

 ―鹿島戦(3日)後には挨拶ができなかったサポーターへ向けて
 「レンタル移籍でセレモニーする選手はいないから(笑)。新型コロナの影響で、お客さんが制限されている中でサポーターやファンの方と触れ合う機会がなかったが、この場を借りて全ての人に感謝したい。

 ―どんな気持ちで磐田へ
 「ずっとプロに入ってからサッカー自体を楽しむということは忘れていない。久しぶりの移籍なんで新人のような気持ちを忘れずにやっていきたい」

 ―G大阪復帰への思いは
 「もちろん、これだけ長くお世話になったクラブ。ここ以上のクラブはない。レンタルで一回は離れるが、G大阪に戻ってきたい思いは強い」

 ―新しいモチベーションは
 「新しいチームにいって、新しい選手や監督とサッカーする楽しみもある。J1に上げるモチベーションもある。新しくレギュラー争いをする楽しみもある」

 ―G大阪以上のクラブはない一方で移籍に至ったのは
 「簡単な決断ではなかった。1週間で決めた話ではない。色んな方とコミュニケーションを取った中で自分の意見を尊重してもらった。長くいれば決断は難しくなるが、正直に自分の意見をぶつけ、この移籍が良かったと言えるような結果を残させれば良い」

 ―スタメン減は小さな要因。大きな要因は
 「小さな要因が重なって大きくなる。コレというのはない。でも試合に出たい思いは常日頃持っているし、新しいチャレンジをしたいのも常日頃持っている。そういうのが今回の移籍につながった。チームの戦い方や選手起用は監督が決めること。ソコに対してどうこう言うつもりはない。ただ何のために練習しているかいえば結果を残すため。それがなかなか発揮できないのは自分にも(原因が)あるし、出たら結果を残せる自信もある。それを生かせる状況を、今回ワガママ言って作ってもらった」

 ―今後のG大阪について
 「たくさんのタイトル、自分が試合に出て獲得できたのは嬉しい。喜びにも繋がっている。時代によってサッカーは代わる。どうしても攻撃的なイメージが定着しているが、世界を見てもそうだが、06年とか比べるとフィジカルティなものになっている。流れによって戦い方が代わるのは仕方ない。G大阪は攻撃的なチーム。今後もG大阪=攻撃的というイメージであって欲しい」

 ―カテゴリーを下げてでも出場機会を欲した
 「常に長く出場したいのは間違いなく、今回の移籍の一因だった。でも、それだけがクローズアップされるのではなく、新しいチャレンジしたいというのも常に持っていた。自分の中で気持ちを整理して色んなことを考えながらチャレンジさせてもらいました」

 ―宮本監督からは
 「宮本監督からは感謝の言葉をもらいました。現役では代表でもプレーさせてもらい、こっちも感謝していますと伝えました」

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