遠藤ロスも…G大阪・宮本監督「それでもサッカー、クラブは続いていく。支えていくのはみんなの力」
2020年10月06日 14:30
サッカー
“ここにいた選手”とは言うまでもなく、前日5日にJ2磐田への期限付き移籍が決定したMF遠藤保仁(40)のこと。指揮官自身も「シーズン途中でいなくなるのは痛手」と口にしつつ「違うところでチャンスがあるというのならばトライをしたいと思うのは普通。気持ちを尊重した」という。そしてクラブ全体で前を向いて戦う必要性を説いた。
「期待するのは全員です」。遠藤に代わる役割を、誰か1人に託すつもりはない。7試合連続スタメン中の大卒新人MF山本悠樹やMF矢島慎也にも「ヤット(遠藤)に似ている部分はある。でもヤットにはヤットのプレーがあり、彼らには彼らのプレーがある」とそれぞれの持ち味を出してチームの勝利に貢献してくれることに期待した。
「いつまでもヤット頼りでは、このクラブの未来にもつながっていかない。そこを考えながらメンバー構成を考えていた」(宮本監督)。夏場に勝てない時期が続いても遠藤をスタメンに復帰させず辛抱し、名古屋戦(9月23日)のように攻め勝つ試合や粘り強く守り勝った広島戦(9月27日)のような戦いができるようになってきた。パナスタでは全勝だった鹿島(10月3日)にも初黒星を付けた。あすの鳥栖戦はアウェーでは2連続3失点で黒星。苦手とする地で勝利を挙げ、新しいガンバ像を作る“糧”とする。