J2新潟 是永社長が辞任 外国籍選手の不祥事公表せず「判断と対応を大きく間違えた」

2020年11月06日 14:02

サッカー

J2新潟 是永社長が辞任 外国籍選手の不祥事公表せず「判断と対応を大きく間違えた」
J2新潟の是永社長 Photo By スポニチ
 J2新潟は6日、臨時取締役会を開き、是永大輔社長(43)の辞任と、元Jリーグ専務理事で2018年12月まで新潟で社長を務めていた取締役常勤顧問・中野幸夫氏(65)の社長復帰を決めた。中野氏は同日、記者会見を行う。
 是永氏から辞任の申し出があり受理した。是永氏は17日に代表取締役から取締役に異動。12月31日で取締役を退任する予定。

 クラブでは9月17日、当時所属していたファビオが酒気帯び運転で摘発され、10月16日に同乗者のペドロ・マンジーとともに道交法違反で書類送検され、2人は契約解除となった。是永氏は事実関係を把握しながら公表せず、ファビオを試合に出場させるなどしたため減俸処分を受けていた。

 千葉県出身の是永氏は携帯電話向けサッカー情報サイト運営会社、アルビレックス新潟シンガポール代表取締役などを経て18年9月にアルビレックス新潟専務取締役に就任し、19年1月から代表取締役社長を務めていた。

 是永氏はクラブを通じてコメントを発表し「今回の件では判断と対応を大きく間違えました。結果、クラブの価値を毀(き)損してしまう事態となりました。本当に申し訳ありません」と謝罪。「今回の件は決して隠蔽(いんぺい)を意図したものではありません」としながらも、「結果として誤解を招く状況に陥らせてしまったことも理解しています。世の中をこれほどお騒がせしてしまっていること、そしていま最も必要であるクラブの速やかな信頼回復のためには、自分がここから離れるべきだと考えました」と辞任を決意した経緯を述べた。

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