なでしこ高倉監督、頂点への決意 11年W杯優勝を「過去のものにしなければ」

2021年01月01日 10:00

サッカー

なでしこ高倉監督、頂点への決意 11年W杯優勝を「過去のものにしなければ」
2021のバルーンを持つ日本代表の森保監督となでしこジャパンの高倉監督。ともに金メダル獲得を誓った(撮影・篠原 岳夫) Photo By スポニチ
 サッカー日本代表と東京五輪代表を率いる森保一監督(52)が新春インタビューに応じ、7月22日に初戦を迎える五輪では、1968年メキシコ大会の銅メダルを超える金メダルを目指すと誓った。A代表も3月からW杯カタール大会アジア2次予選が再開する。また、なでしこジャパンの高倉麻子監督(52)は11年女子W杯以来となる頂点への決意を語った。
 日本列島が「なでしこフィーバー」に包まれた11年から10年。日本の女子サッカー界は大きく変わった。メディアの盛り上がり、国民の期待――。高倉監督は「まさに“それ”を実感する10年だったな」と振り返った。

 11年W杯ドイツ大会決勝戦後。米国をPK戦の末に下し、歓喜に沸くスタンドで高倉監督は、交友のある米国代表関係者から「これからが大変だよ」と肩を叩かれた。30年以上世界のトップを走る米国。勝たなければ評価されない時代が来るとの助言でもあった。

 16年リオ五輪は予選敗退。期待した国民から批判も受けた。それでも、指揮官は「地道な育成をしてきた今、強い光が見えてきている。新しい時代を築くには、10年前の栄光は過去のものにしなければいけない」。コロナ禍での中断期間で新戦力も台頭してきた。1年間の延期で迎えた10年目の節目。11年を超えるには、東京五輪での「金」しかない。

 ◆高倉 麻子(たかくら・あさこ)1968年(昭43)4月19日生まれ、福島市出身の52歳。福島成蹊女高(現福島成蹊高)から和光大を経て、現役時代は読売(現日テレ)などでプレーした。11年に女性として3人目のJFA公認S級コーチライセンスを取得した。13年にU―16女子代表監督に就任し、14年U―17W杯優勝。16年4月にサッカー女子日本代表監督に就き、日本では男女A代表を通じて初の女性監督となった。

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