FC東京 MF内田が意地のJ1初ゴール 不慣れなポジションでも堂々!指揮官の期待に応えた

2021年04月11日 17:35

サッカー

FC東京 MF内田が意地のJ1初ゴール 不慣れなポジションでも堂々!指揮官の期待に応えた
<FC東京・川崎F>後半、ゴールを決めガッツポーズのFC東京・内田 Photo By 共同
 【明治安田生命J1第9節第2日   FC東京2―4川崎F ( 2021年4月11日    味スタ )】 川崎Fとの“多摩川クラシコ”で念願のゴールが生まれた。後半19分から途中出場したMF内田宅哉(22)が、1―4の同39分にJ1初得点。「健太さんからどんどん(前に)入っていけと声をかけられていた。高萩選手がいいボールをくれて、決めるだけだった」。今季無敗で首位を独走するライバルに、生え抜きが“青赤軍団”の意地をみせた。
 開始早々からボールを支配されて押し込まれた。そんな中、前半8分と17分に連続で失点。後半14分に1点を返したが、内田の投入される直前に3失点目を喫した。そんな中で内田は投入された。「いつもと違うポジションだったが、前々からウイングバックやサイドバックでも準備しておけと言われていた」。4―3―3ならインサイドハーフやウイング、4―4―2ならサイドハーフが主戦場だ。だが、今回は右ウイングバックとして出場。それでも不慣れなど感じさせず、ホームで堂々とプレーした。

 懸命にボールを追い続け、ピッチを駆けた。するとチャンスが訪れる。後半39分、左サイドでMF高萩洋次郎(34)がボールを持つと、するするとペナルティーエリア内に侵入して一番遠いサイドで手を挙げてボールを要求。注文どおりのクロスをフリーでヘディングし、ゴールネットを揺らした。会心のガッツポーズ。緊張から一瞬だけ緩和され、笑みも生まれた。

 「叩きつけるというより、逆サイドネットを狙いにいった。今回やっとゴールを取ることができて安心したし、これで満足せずに結果を残していければと思う」

 今季最多の4失点を喫し、試合には敗れた。これで長谷川健太監督(55)が就任した18年以降、味の素スタジアムでの“多摩川クラシコ”は4連敗。悔しさは募るが、それでも一筋の光は射した。指揮官は「一方的にやられるのではなく、しっかりと2点を取り返せたのは選手たちの進歩ではないかなと思う」と強調。川崎Fとの差を痛感しつつ、若い選手の台頭やチーム力の着実な底上げに希望を見い出した。

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