なでしこ 東京五輪決勝舞台・国立でも7発圧勝 パナマ相手にFW菅沢がハットトリック

2021年04月11日 15:22

サッカー

なでしこ 東京五輪決勝舞台・国立でも7発圧勝 パナマ相手にFW菅沢がハットトリック
<サッカー女子 日本・パナマ>後半、この日自身3得点目となるゴールを決めハットトリックを達成した菅沢(中)は清水(左)岩渕(左から2人目)らと喜ぶ(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【サッカー女子国際親善試合   日本7―0パナマ ( 2021年4月11日    国立 )】 サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は11日、国際親善試合でパナマ代表と対戦。FW菅沢優衣香(30=三菱重工浦和)のハットトリックなどで7-0で快勝した。19年11月に完成し、東京五輪決勝が行われる国立競技場での代表戦は初めて。約1年ぶりの国際マッチとなり7―0で圧勝した8日のパラグアイ戦(宮城・ユアスタ)に続く連勝で、7月開催予定の東京五輪に向けて順調な調整ぶりを見せた。
 新型コロナウイルス禍のため主将のDF熊谷紗希(30=リヨン)は招集外となったが、エースのFW岩渕真奈(28=アストンビラ)ら6人の海外組が参加。スタメンには海外組から岩渕、9日に合流したばかりのMF長谷川唯(24=ACミラン)ら5人が名を連ねた。

 日本は前半8分に菅沢の2戦連続となるゴールで先制。岩渕がペナルティーエリア内左から放ったシュートを相手GK、DFがはじいたところを中央から左足で叩き込んだ。16分にはDF清水梨紗(24=日テレ)が代表35試合目での初ゴール。ゴール前中央の菅沢の右斜め前へのパスを相手DFをフェイントでかわして右足でゴール左へ豪快に決めた。32分には長谷川が加点。左サイドからのクロスをゴール前中央の菅沢が競って左へとこぼれたボールを左足のループシュートでゴール右に放り込んだ。菅沢は42分にも加点。長谷川のスルーパスを、菅沢が相手GKと競り合った後、こぼれ球を左足で蹴り込んだ。45分にはFW籾木結花(25=OLレイン)が2戦連続弾。岩渕のシュートが右ポストにはじかれたところを右足で押し込んだ。

 菅沢は後半11分にはハットトリックを達成。左サイドからの岩渕のセンタリングをゴール前で頭で押し込んだ。16分には途中出場のMF杉田妃和(24=INAC神戸)が代表20試合目で初ゴール。ペナルティーエリア手前左から左足でミドルシュートをゴール右へと決めて見せた。

 FIFAランキング59位(日本は10位)で五輪、W杯出場経験のないパナマは後半7分にFWリネス セデニョ(20)がミドルシュートを放ったものの、GK山下杏也加(25=INAC神戸)に正面で阻まれるなどし、ゴールを割ることはできなかった。


 ▼日本・高倉麻子監督 7点取って勝てたところは前回同様良かったと思いますけど、停滞する時間もありましたし、細かいところで判断ミスもありましたし、精度の低さも目立ったので、その辺はまだこれから上げていかないといけないなと思います。守備のところはチームとしてやってきているので、ポジショニングであったり、同時に圧力をかけていくということに関しては非常に良くなっているなという風には感じます。(国立は)素晴らしいスタジアムで応援に来ていただいた方の声援も聞こえましたし、是非ここで(東京五輪の)決勝を迎えたいなと言う強い気持ちになりました。

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