J2北九州が今季ホーム初勝利 佐藤亮V弾「この勢いを止めてはいけない」
2021年05月24日 05:30
サッカー
北九州同様、下位に低迷する大宮との負けられない一戦。前半23分にセットプレーからの相手オウンゴールで10試合ぶりに先制できた。ところが、終了直前の47分に今度はオウンゴールを犯して同点となった。
一進一退の攻防が続く中、勝ち越しゴールを決めたのは後半から投入されたFW佐藤亮だった。同8分、前に生まれたスペースを狙ったMF高橋のパスにフリーで抜け出し、足を滑らせたGKをかわして左足で冷静に流し込んだ。3月6日のホーム水戸戦以来となるゴール。「素直にうれしい」と今季2点目を喜んだ。
佐藤亮は一時ケガで離脱し、5月に入って戦線復帰。チームが下位に低迷し「申し訳なかった。厳しいシーズンの始まりだった」と責任を感じていた。チームは昨季5位と躍進したが、主力選手の大半が抜けて苦戦が続いている。鬱憤(うっぷん)を晴らす勝利で連敗を2で止め「徐々にチームが戦える集団になってきている」と手応えを口にし、「この勢いを止めてはいけない」と力を込めた。
さらに同17分にはDF生駒がCKに頭で合わせてプロ初ゴールを決めた。快勝で順位を前節までの最下位から18位と一気に4つ上げ、降格圏から脱出。今後の巻き返しを予感させた。