【明治安田生命J1第24節 福岡2-1C大阪 ( 2021年8月15日 ベススタ )】
福岡が終了間際の後半51分、クルークスの劇的ゴールが決まり5月22日の湘南戦以来、8試合ぶりの勝利をもぎ取った。1―1で迎えたアディショナルタイム。ドロー決着が濃厚になってきた時間帯で頼れる助っ人が執念のミドルシュートを決めた。
右サイドでボールを受けると、相手に囲まれながらも左足を一閃(せん)。ゴール前に詰めていたジョン・マリを警戒したGKは動けず、放たれたミドルはそのままネットの左に突き刺さった。後半33分からの途中出場で大仕事をやってのけたクルークスは「ベンチに座っていたときからピッチに立ったら働かないといけないと思っていた。重要な仕事ができて良かった」。前半39分に山岸が先制。これで先制した試合は7勝1分だ。
前節の終了間際の同点弾に続く、劇的なゴール。長谷部監督は「攻守に自分たちの力を出してよくやってくれた」と最後まで勝利を目指した選手たちをねぎらい、「前節から勝ち点を積めて喜ばしい。次につながるように」と話した。2戦連続で生まれた劇的弾が弾みをつけそうだ。