ブラジル戦で感じた課題 FW古橋「コンマ何秒かが僕の世界」神速の領域追求へ

2022年06月07日 17:03

サッカー

ブラジル戦で感じた課題 FW古橋「コンマ何秒かが僕の世界」神速の領域追求へ
<日本・ブラジル>前半、ブラジルゴールに迫る古橋(中央)だったが…(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 日本代表は7日、千葉市内で練習を行った。前日6日にFIFAランキング1位のブラジルに0―1の惜敗。守備陣は一定の手応えをつかむ一方で、シュート4本に終わった攻撃陣は課題を残した。1トップでスタメン出場したFW古橋亨梧(27=セルティック)は「負けたのも悔しいし、何もできなかったのも悔しい。でも、まだまだ成長できる。技術を高めて頑張りたい」とコメント。世界屈指の守備を基準とし、研鑽することを誓った。
 個人の課題として向き合ったのが準備と反応だ。セルティックで今季20得点を挙げた自慢のスピードを生かすシーンは少なく、抜け出そうとしても上手く対応された。シュートはエリア外からの1本のみ。「やっぱり相手は反応が速かった。僕が(背後へ)抜けようとした時には(DFが)下がっていた。試合中に足が止まってしまうこともあった」。その中でパスを効果的に引き出すためには「嫌なところにポジションを取って、抜け出す準備をしておかないといけない。あとは反応。コンマ何秒が僕の世界では大事。昨日の試合でも痛感した」と神速の領域を追求する必要性を説いた。

 次戦ガーナ戦(10日)は古巣・神戸の本拠地でもあるノエビアスタジアム開催。海外移籍後は初めてで「セルティックにいって1年が経つけど、こうやって神戸で試合できるのは縁。ピッチに立って恩返しがしたい。楽しみです」と笑う。ブラジル戦後は攻撃陣同士で話し合ったことも明かし、共通認識をより深めた。21年6月7日・W杯アジア予選タジキスタン戦以来の国際Aマッチ通算4得点目を奪う自信はある。

 「ブラジルは個々で上手くて、対戦して勉強になった。良いモノを肌で感じた」。王国から得た学びを生かし、世界基準ストライカーへの道を邁進する。

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