手負いの川崎F・脇坂がC大阪から貴重なアウェーゴール奪取「自然と体がベンチの方に」

2022年08月03日 22:55

サッカー

手負いの川崎F・脇坂がC大阪から貴重なアウェーゴール奪取「自然と体がベンチの方に」
<C大阪・川崎F>前半33分、先制ゴールを決め、サポーターに向かってポーズを決める脇坂(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 新型コロナウイルス陽性者が続出している川崎Fは敵地でC大阪に1―1で引き分けた。18人をそろえたが、7月30日のJ1浦和戦に続いてGK3人がベンチに入る苦しい台所事情。後半44分に追いつかれるも、前半33分にMF脇坂泰斗(27)が貴重なアウェーゴールを奪い、タイトルへの意地を見せた。
 終了の笛が鳴ると、次々に選手が芝に倒れ込んだ。鬼木達監督(48)は「できれば勝って終わりたかったが、次につながるドロー」と総括。浦和戦から中3日という疲労がたまる過密日程に加え、連日陽性者が出るナーバスな状況でも気を吐いた選手を称え、「グラウンドに倒れる姿を見ても、出し切ってくれたなと思う。だからこそ自分の方で勝たせてあげたかった」と口にした。

 ホームで戦う10日の第2戦に向けて有利なアウェーゴールを奪った脇坂は、「僕だけじゃなくて全員、苦しい状況を打開するのは自分だと思っている」とキッパリ。ゴールを奪った後、ベンチ方向に向かって走ったときの心境については「選手全員で一体感を持ってやるところは凄く意識していたので、自然と体がベンチの方に向かっていった」と明かした。

 脇坂はE―1選手権から戻った後、DF谷口彰悟(31)とともに休む間もなくフル稼働している。「E―1から帰ってきたらチーム状況も苦しくなっていて、“やるしかないな”と。代表選手はそういう中でも戦い続けて結果を残し続けないといけないと思うので、自分にプレッシャーをかけながらやれています」と前向きに話した。

 次もまた中3日で、今度はリーグ首位の横浜との大一番が待つ。脇坂は「欲を言えば勝ち点3を持ち帰りたかったですけど、一人一人がこの試合に懸けて戦ったことをプラスに捉えたい。次はリーグ戦の大一番があるので、今日のようなゲームの締め方には気をつけて、積極的にやっていきたい」と力を込めた。

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