コロナ禍の川崎Fで桐蔭横浜大FW山田がデビュー 自身では「30点」も鬼木監督はハードワーク評価
2022年08月04日 00:13
サッカー
試合前には大学の先輩でもあるMF橘田健人(24)らが「デビュー戦、楽しんで」と緊張をほぐすような声を掛けてくれたという。「声出し応援」にも背中を押された。U―18まで川崎Fの下部組織で育ったFWは「内定してからまだ実感がわいていなかったですけど、(声援を)聞いて、やっとフロンターレに戻ってこられたんだなと思った。緊張というよりは、興奮を抑えるような感じでした」と振り返った。
迎えた試合で、最大のチャンスは後半22分に訪れた。FWマルシーニョ(27)が右足のアウトサイドで上げた左クロス。ファーサイドから頭で合わせた決定機だったが、相手GKの伸ばした右足に惜しくもはじかれた。「あそこは決めないといけない」と反省。試合を通じての出来については「30点くらい」とし、「守備でももっと走らないといけない。チームがビルドアップで前進する上でも、気をつかってランニングしたり受けたりしないといけない」と手厳しく振り返った。
ただ、鬼木達監督(48)は後半39分に交代するまでハードワークし続けた姿勢をたたえた。「彼の特長はスピードなので、前半のところから“思い切ってやれ”という話をしていた。彼のために彼の特長を生かしてあげるサッカーで戦うことを選択した。みんながそれを意識してくれたし、彼自身もかなりハードワークしてくれて、短い期間で守備のところもなんとか頑張ってやってくれた」と急な出番に対応した姿勢を評価した。
プレーが切れた後半19分のタイミングでは、鬼木監督から「まだ行けるか?」と声を掛け、抜けだす際に戸惑っていることを察して「思い切ってやりきってかまわない」と背中を押したという。その直後の22分にヘディングでの決定機が生まれ、30分にも再び頭でゴールに迫った。指揮官は「またそこからエネルギーを出してくれた」とうなずいた。
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