【Jトピ~データで読み解く】岩田がつなぐ横浜Vロード パス数リーグ最多1522本

2022年08月03日 06:05

サッカー

【Jトピ~データで読み解く】岩田がつなぐ横浜Vロード パス数リーグ最多1522本
加入2年目の横浜で輝きを放っている岩田 Photo By スポニチ
 首位を快走する横浜で、加入2年目のDF岩田智輝(25)が輝きを放っている。7月のE―1選手権で3年ぶりに日本代表に復帰。7月30日の鹿島との上位対決で待望の移籍後初得点と、充実のシーズンを送っている。(記録課)
 普段はあまり目立たない職人が、大一番で脚光を浴びた。1点リードの後半6分、味方FKのこぼれ球を岩田がペナルティーエリア(PA)外から右足で地をはうような弾丸シュート。横浜でうれしい初ゴールとなった。前半37分には相手ゴールキックを右足で味方につなげ、先制点の起点に。後半36分からは味方の負傷でボランチからセンターバックへ回り、勝利を手繰り寄せた。

 16年に出身地で当時J3だった大分でプロ生活を始め、3バックの一角としてJ2、J1昇格に貢献。21年に移籍した横浜では4バックの右サイドやセンター、ボランチとマルチな役割をこなしてきた。東京五輪の代表入りはならなかったが、7月のE―1選手権では19年以来となる代表復帰を果たした。

 選手層が厚く出場メンバーが流動的な今季の横浜で、フィールド選手最多となる21試合に出場。出場時間が長い他の選手を抑え、パス1522本でランキング1位に君臨する。方向別では前、右、左いずれも約30%。ピッチの中央で全方向にタクトを振るい、成功率は87・9%と上位5人で最も高い。またパス受け1165回、トラップ1105回も最多。リーグ最多50得点の横浜の攻撃は、おおむね岩田を経由しているといっても過言ではない。

 鹿島戦の後半29分には自陣で相手パスを至近距離でカットすると、敵陣を駆け上がり、PA左脇に抜け出して中央へクロス。ラストパスは第23節のリーグ全選手で最多の4本を記録した。堅実さだけでなく試合ごとにプレーの幅を広げる25歳が、横浜を3年ぶりにリーグの頂点へと導く。(データ提供・データスタジアム)

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