【森保Jの26人】久保建英、肉体改造で切れ切れボディー!筋力アップで膝への不安解消し今季絶好調

2022年11月03日 04:30

サッカー

【森保Jの26人】久保建英、肉体改造で切れ切れボディー!筋力アップで膝への不安解消し今季絶好調
久保建英 Photo By スポニチ
 【【森保Jの26人(1)】 】 W杯カタール大会(20日開幕)に臨む日本代表26人が決まった。スポニチでは「森保Jの26人」と題し、過去のエピソードなどを交えながら連日2人ずつ全選手を紹介する。第1回はMF久保建英(21=レアル・ソシエダード)とGK権田修一(33=清水)が登場する。
 MF久保が捉えていたW杯の姿が、かすむ瞬間もあったはずだ。昨季は2度目の期限付き移籍となったマジョルカでわずか1得点(28試合)。9月に右膝を負傷して離脱しただけでなく、復帰後は途中出場が増えた。代表活動ではブラジル代表などと対戦した6月シリーズで「嫌でも自分の立ち位置が見えてしまって焦りがあった」。序列が下がった事実を思い知らされた。

 W杯まで半年を切ったタイミングで久保はもがいていた。復活を期して頼ったのが、幼少期から教えを仰ぐ木場克己トレーナー。6月の代表合宿が終わったタイミングで木場氏から「切れがなくなっている。横浜から(レンタル移籍元の)FC東京に戻った時よりもお尻と脇腹、ハムストリング、内側広筋の線が細くなった」と告げられ、本人も「そう思います」と同意した。

 「切れ」をテーマにした新シーズンへの“肉体改造”は同17日、江東区の「COREトレSTUDIO」でスタートした。「膝を痛めたことがあると横の動きに対して怖さが残る。使うのはお尻と脇腹と股関節。重心を低くした状態でひねる、それに耐えられる筋肉をつくらないと切れは戻らない」。特製のファンクショナルクッションを使用したメニューを実施。筋力アップとともに膝に対する恐怖心も取り除いた。

 久保は同器具を持ってスペインに渡り、木場氏の送ったトレーニング動画を参考に課題克服のためのメニューを続けた。成果はすぐに表れた。今季は完全移籍したRソシエダードで公式戦16試合2得点4アシスト。好調を維持する21歳は、“進化ボディー”で世界中に驚きを与える。

 ◇久保 建英(くぼ・たけふさ)2001年(平13)6月4日生まれ、神奈川県出身の21歳。11年にバルセロナの下部組織入りし、帰国後はFC東京などでプレー。19年Rマドリード移籍後、マジョルカなどに期限付き移籍。1メートル73、67キロ。利き足は左。

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