【森保Jの26人】権田が追う、憧れ川口の背中 W杯ブラジル大会の雪辱果たし「かっこいいなと思わせる」

2022年11月03日 04:30

サッカー

【森保Jの26人】権田が追う、憧れ川口の背中 W杯ブラジル大会の雪辱果たし「かっこいいなと思わせる」
GK権田修一 Photo By スポニチ
 【【森保Jの26人(1)】 】 W杯カタール大会(20日開幕)に臨む日本代表26人が決まった。スポニチでは「森保Jの26人」と題し、過去のエピソードなどを交えながら連日2人ずつ全選手を紹介する。第1回はMF久保建英(21=レアル・ソシエダード)とGK権田修一(33=清水)が登場する。
 GK権田は夢舞台に立つため、8年間苦しみを乗り越えて準備してきた。14年W杯ブラジル大会は第3GKでプレー機会はなかった。「悔しさしかない」と自らにより厳しい練習を課すあまり、FC東京時代の15年にはオーバートレーニング症候群を発症し「ほぼ何もできなかった」。ホルン(オーストリア)に移籍した15~16年シーズンは右脛骨(けいこつ)骨折で全治10週間の重傷を負い出場はわずか2試合。18年W杯ロシア大会は落選し「期待してくれていた方々を裏切ってしまった」と真面目すぎる性格ゆえに、また自分を責めた。

 森保監督就任後、鳥栖時代の18年に代表復帰。10月のパナマ戦と11月のキルギス戦の完封勝利に貢献すると正守護神に定着し、30試合に出場して失点はわずかに10。23試合で零封をマークした。これまでの日本代表で印象に残っているのが、子供時代に見たGK川口能活の活躍。「キーパーかっこいいなと思わせるのは止めているシーンなので、僕が世界のトップに攻め込まれて防ぐ姿を子供たちに見せたい」と意気込む。過去にW杯のピッチに立ったGKは川口、楢崎、川島だけ。日本人選手で初めて2大会ぶりに再選出された守護神が新たな歴史をつくる。

 ◇権田 修一(ごんだ・しゅういち)1989年(平元)3月3日生まれ、東京都出身の33歳。下部組織からFC東京で09年3月にJ初出場。国際Aマッチで昨年歴代最長9試合連続無失点記録達成。1メートル87、83キロ。利き足は右。

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