前田大然 古橋、旗手の「思い背負って戦う」 W杯へ“前哨戦”経験生かす

2022年11月04日 05:05

サッカー

前田大然 古橋、旗手の「思い背負って戦う」 W杯へ“前哨戦”経験生かす
レアル・マドリード戦の前半、競り合うセルティックの前田(左) Photo By 共同
 【欧州CL1次リーグ最終節 F組 ( 2022年11月2日    マドリード )】 W杯日本代表に選出されたFW前田大然(25)らが所属するセルティックは2日、レアル・マドリードに1―5で敗れた。既にF組最下位が確定していた中で2分け4敗の勝利なしで日程を終了。決勝トーナメントに進む16チームが出そろい、7日に組み合わせ抽選が行われる。
 勝利が遠く、ゴールなどの結果を残すこともできなかった欧州最高峰への初挑戦。前田は「決めるところ、防ぐところで凄く差を感じた」と振り返った。

 センターFW古橋、インサイドハーフ旗手との日本トリオが先発したこの日は光る連係もあった。前半13分は旗手のパスに抜け出してW杯でも対戦するスペイン代表DFカルバハルの裏を取り、古橋に折り返して好機を演出。「スコットランドだけじゃなくレアル相手にもできることは証明できた」と手応えも口にした。

 試合前日にはW杯メンバーに選出。英国で早起きしていた夫人が「(自分が)起きたタイミングで抱きついてきて。“やったね”みたいな感じ」で吉報を知った。「僕は最後の最後で入った。それまで4年間やってきてくれた人たちに感謝しながらプレーしないと」と重みを感じており、選外となった古橋、旗手を「思いを背負って戦わないと」と気遣った。

 W杯を想定した戦いをCLで体感。「ドイツ(ライプチヒ)とスペイン(Rマドリード)のチームと2試合ずつできた。W杯で生かさないと意味がない」と夢舞台を見据えた。

 ≪古橋CL無得点≫CLで無得点に終わった古橋は前半に逃した2度の好機に触れ「ああいう機会をもっと増やせたら」と振り返った。W杯メンバー入りを逃した直後の一戦だったが「いつも通り自分にできることをチームのためにという気持ちで。今いる場所でやり続けることが大事」と平常心で臨んだという。クラブではエースとして活躍しながら夢だったW杯に一歩届かず「個人として成長できるようにしたい」と奮起を誓った。 

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