【森保Jの26人】酒井宏樹 敗戦の記憶上書きする景色を 前回大会ベルギー戦の雪辱誓う
2022年11月04日 05:10
サッカー
浦和でも気持ちは変わらなかった。プレーは負けん気にあふれ、味方を鼓舞。チームを背負う覚悟で先頭に立ち続けた。今年8月のACL全北戦では、1―2でリードされた延長後半終了間際に魂のスライディング。「ただ負けたくない一心だった」。その思いが、同点弾につながった。
強度の落ちる不安があった日本で、世界基準を示し続けた。全ては、W杯で見たことのない景色を見るため。「W杯が近づくにつれて(ロストフでの敗戦を)思い出す。必ずリベンジしたい」。8強以上を目指し、再びピッチを駆け抜ける。
◇酒井 宏樹(さかい・ひろき)1990年(平2)4月12日生まれ、千葉県出身の32歳。柏の下部組織から09年にトップチーム昇格。12年からドイツ1部ハノーバー、16年からフランス1部マルセイユで活躍。昨夏から浦和でプレーしている。1メートル85、78キロ。利き足は右。主戦場は右SB。