藤枝順心 単独最多6度目優勝!FW正野が決勝ゴール 全日本高校女子選手権

2023年01月09日 05:10

サッカー

藤枝順心 単独最多6度目優勝!FW正野が決勝ゴール 全日本高校女子選手権
優勝を決め、カップを掲げる藤枝順心イレブン (撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 サッカーのスポニチ後援全日本高校女子選手権最終日は8日、ノエビアスタジアム神戸で決勝が行われ、藤枝順心(静岡)が1―0で十文字(東京)に勝ち、2大会ぶり6度目の優勝を果たした。優勝回数は並んでいた常盤木学園(宮城)を抜き、歴代単独最多となった。藤枝順心は0―0の後半23分、FW正野が流し込んで均衡を破り、堅い守りで逃げ切った。6大会ぶり2度目の頂点を狙った十文字は何度も決定機をつくったものの、ゴールを割れなかった。
 歓喜の表情で抱き合った藤枝順心の選手たちの目に涙が浮かんだ。接戦を制し、歴代単独最多となる6度目の頂点。1年時に前回優勝に貢献した3年生のMF浅田は「ワンチャンスをもぎ取ろうと思っていた」と万感の思いに浸った。

 0―0の後半23分、フリーで受けた正野が「打つよりもGKを抜く方が自信がある」と冷静にかわし、空いたゴールに流し込んだ。昨年夏の全国高校総体はPK戦の末に1回戦で姿を消した。悔しさを糧に鍛えたプレッシングとカウンター攻撃を大一番で発揮した。

 清水と磐田がJ2に降格し、今季はJ1から静岡のクラブがなくなる。中村監督は「女子、男子と関係なく、高い目標で取り組むことがサッカー王国静岡の復権にもつながると思う」。地元に明るい話題をもたらした。

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