神戸 J1唯一の開幕3連勝 大迫だ高徳だ武藤だ 元日本代表トリオで4ゴール G大阪を圧倒

2023年03月05日 06:00

サッカー

神戸 J1唯一の開幕3連勝 大迫だ高徳だ武藤だ 元日本代表トリオで4ゴール G大阪を圧倒
<神戸・G大阪>後半、酒井(左から2人目)がゴールを決め、歓喜する神戸イレブン(撮影・須田 麻祐子) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1リーグ第3節   神戸4―0G大阪 ( 2023年3月4日    ノエスタ )】 明治安田生命J1リーグは各地で8試合が行われ、神戸が唯一の開幕3連勝で首位に立った。FW大迫勇也(32)が2戦連発となる先制弾で口火を切ると、DF酒井高徳(31)は自身初の2得点。FW武藤嘉紀(30)も今季初得点を挙げるなど元日本代表トリオが奮起し、両チームによる阪神ダービーでは最大点差となる4―0でG大阪を粉砕した。京都は主将のMF川崎颯太(21)のチーム初得点などでFC東京を下し、今季初勝利を手にした。
 残留争いをしていた昨季の姿は、どこにもない。2戦連発となる大迫の先制ゴールを皮切りに、神戸が怒濤(どとう)の4発圧勝だ。「阪神ダービー」では最大点差。17年以来6年ぶりの開幕3連勝で単独首位に躍り出た。

 吉田監督が「プロのかがみ」と手放しで称えたのが、酒井だ。前節札幌戦は筋肉系のトラブルで欠場。20年11月15日の湘南戦から続いていた連続出場記録は76でストップした。ただ、実際は「無理をすれば出られた」と酒井は話す。「開幕して間もない時期だったし、チームにとっては連勝が懸かる大事な試合。いい判断ができたことが、今日のいいプレーにつながった」。個人的な記録よりチームを優先した。

 「自分で連勝の流れを止めたくなかった。いつも以上に気合を入れてできた」。負傷明けとは感じさせない強度の高い守備でG大阪の左サイドを封じると、攻撃も圧巻だった。後半28分にはドリブルでゴール前に進入し、GKと右ポストの狭い空間を豪快な右足シュートで打ち抜いた。W杯カタール大会のドイツ代表戦で見せた日本代表FW浅野をほうふつさせる一撃。キャリア15年目にして初の1試合2得点と暴れ回った。

 昨季は一時最下位に低迷。3度の監督交代とドタバタが続いた。だが今季は開幕からチーム全体で球際の戦いや運動量で泥くささが際立つ。そこに大迫の先制点をアシストした山口や打点の高いヘッドを決めた武藤ら実力者がそろう。単なる勢いではない。今の神戸は紛れもなく、強い。(飯間 健)

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