川崎F・鬼木監督がチャナティップ移籍の背景明かす「キャリアを考えたら試合に出ることが重要」

2023年06月22日 16:51

サッカー

川崎F・鬼木監督がチャナティップ移籍の背景明かす「キャリアを考えたら試合に出ることが重要」
川崎F・鬼木監督 Photo By スポニチ
 川崎Fの鬼木達監督(49)が22日にオンライン取材に応じ、タイ1部BGパトゥムへの完全移籍が発表されたタイ代表MFチャナティップ(29)について語った。
 “タイのメッシ”ことチャナティップは、昨季札幌から完全移籍で川崎Fに加入。繰り返すケガなども影響して主力には定着できず、出場も27試合にとどまったが、1年半でチームメートや多くのサポーターから愛された選手となった。

 移籍決定に至るまでの経緯について、指揮官は「本人にとっては非常に難しい決断だと思うし、チームとしても戦力ではあるので非常に難しい決断だったが、チャナのキャリアを考えたら試合に出ることが重要。フロンターレではなかなか出場機会がなかったり、ケガの繰り返しでなかなかチャンスを与えられなかったので、自分の国に戻ってまたサッカー自体を楽しんでやってほしい。(ファンも)彼のプレーを数多く見たいというのがあると思う。彼と話しながら、お互いポジティブに捉えながら移籍が決まった」と明かした。

 クラブに在籍した年月は短かったが、互いに大切な期間となった。「チャナと話していても、ここに来られたことをすごく喜んでくれていたし、僕自身もここに来てくれたことに感謝の気持ちを伝えた。タイに帰ってからの活躍を僕自身も期待している。今は世界のサッカーがどこでも見られるので」と指揮官。母国で再びスタートを切る今後のサッカー人生に向けて「ケガなくやってほしい。ケガをしなければコンスタントにいいプレーができると思うので、そこでだけですね」と願った。

 チャナティップが移籍したチームは、24日に敵地で浦和と対戦する。後半戦のスタートを前に、「ここからは全てが決勝戦のつもりで戦っていかないといけない」と9位からの巻き返しを決意。浦和とはルヴァン杯を含め今季4度目の対戦となるが、過去3戦は白星がない。「堅守があるので、自分たちが主導権を取ってやっていきたい。守備が堅いというイメージを持ちすぎず、チャンスの数を増やしていくこと、ボックスの中に侵入していくことが重要」と攻撃的な姿勢を誓った。

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