新潟・千葉　プレス剥がして古巣討つ　「勇気持って」最後列から6戦ぶり勝利導く

2023年07月01日 04:44

サッカー

新潟・千葉　プレス剥がして古巣討つ　「勇気持って」最後列から6戦ぶり勝利導く — 3試合ぶりの先発を狙う千葉 Photo By スポニチ

　J1新潟は1日、ホームで広島と対戦する。30日は聖籠町のアルビレッジで最終調整を行った。3試合ぶりの先発出場が濃厚なDF千葉和彦（38）は、古巣を相手に6試合ぶりの勝利を挙げようと気合十分。勇気を持って相手のプレスを剥がして攻撃につなげる。

　雨の中だったが、千葉は終始笑顔で楽しみながら最終調整を行った。チームは直近の5試合で2分け3敗と勝ち星がない。「こういうときは一歩一歩というか、勝敗は紙一重。勝ちが一番の良薬だと思うので、なんとか勝ちたい」。流れを変えるべく勝利だけを目指す。

　ここ2試合は先発から外れベンチでチームを見守る状態が続いた。「ピッチでやるのと外から見るのでは違うので、新たな気づきとかはないが、チームが勝てるように働きかけることは変わらずにやっていた」。6月21日に38歳を迎えたチーム最年長は、自信を失いかけた選手たちを自らの声かけで励ましたり、鼓舞していた。

　2月26日の前回対戦時は2―1で勝利しているが「勝ったけど、終盤は押し込まれる展開が続いていた。勝てたのは奇跡に近い状態。これは冗談だけど」と言いながら「本当に強いイメージしかない」と古巣をリスペクトする。前線からのプレスにも警戒しなくてはいけないが「安易なミスを避けることと、それを剥がすことができればチームとして自信になる。勇気を持って動かしていく」とビルドアップ時に相手を恐れずに、より攻撃的なスタイルを貫くつもりだ。

　ホームでは5月14日の横浜戦以来、1カ月以上も勝利していない。千葉を中心とした試合後の勝利パフォーマンスも「いいのか悪いのか、ネタがストックされている」と苦笑い。「勝ったらサポーターに喜んでもらえるように、まずは目の前の試合に向けてしっかりやりたい」。今度こそ勝利でサポーターとともに喜びを分かち合う。