スペイン時代の栄光を語らなかったイニエスタに日本へのリスペクトを感じた

2023年07月02日 07:00

サッカー

スペイン時代の栄光を語らなかったイニエスタに日本へのリスペクトを感じた
<神戸・札幌>家族と記念撮影する神戸・イニエスタ (撮影・後藤 大輝) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1リーグ第19節   神戸1ー1札幌 ( 2023年7月1日    ノエスタ )】 【記者フリートーク】先日、槙野智章氏と話していて、ふと気付いた。イニエスタが古巣バルセロナのことを喜々として話す姿を見たことがないな、と。将来的なバルセロナ復帰を質問された5月25日の退団会見時も多くを語らず。少し違和感を覚えた。
 槙野氏によると、多くの選手とともに食事に行った際には楽しそうに「バルセロナはこうだったよ」と話してくれたという。ただ、それは槙野氏が質問したからであって、自ら発信したものではなかったようだ。あえて過去の栄光を語らなかったのではないか。それだけ現在所属する神戸や日本と向き合っていたのだろう。

 退団決定後に取材を進める中で、改めて確認できたのは神戸で現役引退することを切望していたこと、日本が大好きだったという事実だ。それだけで、うれしくなる。イニエスタはいつも「日本人からリスペクトを感じた」と口にするが、イニエスタもまた日本へのリスペクトにあふれていた。(サッカー担当・飯間 健)

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