J首位対決で下剋上! J2町田が4発でJ1横浜粉砕 “黒田サッカー”堅守速攻を体現

2023年07月13日 04:45

サッカー

J首位対決で下剋上! J2町田が4発でJ1横浜粉砕 “黒田サッカー”堅守速攻を体現
<横浜・町田>後半、平河(右から2人目)がチーム3点目となるゴールを決める(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【天皇杯3回戦   町田4-1横浜 ( 2023年7月12日    Gスタ )】 リーグ戦首位同士の対決となった一戦は、J2の町田がJ1横浜に4―1で快勝。高校指導者からプロに転身した黒田剛監督(53)率いるチームが、前年J1王者を力で圧倒し、16強入りした。浦和はJ2山形戦でイングランド・プレミアリーグの名門マンチェスターUが獲得に乗り出しているU―22日本代表GK鈴木彩艶(ざいおん、20)が先発出場し、1―0の勝利に貢献した。富山―新潟は雷雨の影響で延長前半2―3で試合を打ち切り、7月19日に延長後半を実施する。
 高校サッカー界の頂点を極めた名将がもう一つ、カテゴリーの違いを乗り越えた。J2首位を独走する町田がJ1連覇を目指す横浜を圧倒。黒田監督は「J1トップでもJ2でもサッカー選手に変わりなく、個人で負けていい理由はない。これまで積み上げてきたことをやれば、絶対に負けないと送り出した」と自信をにじませた。

 リーグで出場機会の少ないメンバーが主体でも、黒田監督が志向する堅守速攻を体現した。自陣から攻撃を組み立てる横浜に対し、開始早々に青森山田で黒田監督の教え子だったMF宇野が前線でボール奪取。直前のリーグ戦で出場停止だった主力FWデュークがこぼれ球を決め、試合を優位に進めた。後半に横浜が攻勢を強めるとカウンターを連発し、途中出場のU―22日本代表MF平河が2点を追加。シュート本数でも17対4と圧倒した。

 前半終了間際に鮮やかなループでプロ初得点を決めた国士舘大卒の新人MF布施谷は、リーグ戦出場なし。家族や大学監督らが見守る前で結果を出し「普段メンバー外でも監督が求めるところを共有して、練習で常に意識している」と胸を張る。主力や控えを問わず、キャンプから徹底した堅守をベースとする戦術を全員で共有。J2で旋風を巻き起こす町田イレブンが、また一つ大きな成果を上げた。

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