なでしこ 首位突破へスペインのサイド封じる 勝利なら決勝T1回戦VSノルウェー

2023年07月31日 04:33

サッカー

なでしこ 首位突破へスペインのサイド封じる 勝利なら決勝T1回戦VSノルウェー
スペイン戦に向け、最終調整する(左から)林、宮沢、長野、千葉 Photo By 共同
 サッカーの女子W杯でベスト16入りを決めている日本代表「なでしこジャパン」は31日午後7時(日本時間同4時)から、ニュージーランドのウェリントンで1次リーグC組1位を懸けてスペインとの最終戦に臨む。A組はスイスが1位、ノルウェーが2位で突破を決めた。日本は勝てばC組1位となり決勝トーナメント1回戦でノルウェーと、引き分け以下の場合はスイスと対戦する。
 なでしこジャパンは30日にウェリントン入りし、最終調整した。公開された冒頭15分では、DF熊谷らが集中した様子でパス練習などを行った。池田監督は試合会場で記者会見し「(スペインは)質の高い選手がそろっている。難しい試合になる」と警戒した。

 FIFAランキングで日本は11位、スペインは6位。ともに2連勝で決勝トーナメント進出を決めている。1次リーグの2試合で日本は7得点、スペインは8得点で、ボール保持率の高さやロングボールを多用しない点で共通する。指揮官は「スペインはボールの動かし方、ビルドアップ(攻撃の組み立て)を含めてゴールに向かう能力が高い。我々はコンパクトな守備を構築し、組織的にボールを奪いたい」と語った。

 勝負の一つの鍵となるのが、2試合連続の無失点の守備陣が、クロスを多用するスペインのサイド攻撃をいかに封じるか。DF南は「どんな時でもスペインとやるときは決勝戦くらいの気持ち。面白い試合ができるのではないか」と気合を込めた。

 ≪雪辱に燃える≫スペインのビルダ監督がリベンジを誓った。チームを率いたU―17W杯の1次リーグと決勝で長谷川や杉田が主力だった日本にいずれも0―2で敗戦。「傷痕を残したが、サッカーは雪辱の機会を与えてくれる」と語った。年代別代表で好勝負を繰り返してきた日本に対し、A代表は昨年11月に1―0で破るなど17年以降は3勝1分け。指揮官は「今の選手は競争意識が強い。勝利への特別なモチベーションを発揮するだろう」と期待した。

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