【女子W杯】なでしこ3連勝!格上スペイン4発撃破&無失点1位突破 決勝T初戦はV経験国ノルウェーと

2023年07月31日 17:52

サッカー

【女子W杯】なでしこ3連勝!格上スペイン4発撃破&無失点1位突破 決勝T初戦はV経験国ノルウェーと
<日本・スペイン>後半37分、途中出場の田中美南がチーム4点目のゴールを決め喜び合うなでしこイレブンと、肩を落とすスペインイレブン(AP) Photo By AP
 【女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会1次リーグC組   日本4―0スペイン ( 2023年7月31日    ウェリントン・リージョナル )】 なでしこジャパンがスペインとの全勝対決に4発完勝。無傷の3連勝でC組1位突破を決め、決勝トーナメント初戦の相手がノルウェー(A組2位、FIFAランク12位)に決まった。サッカーの女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は31日、1次リーグC組最終節が行われ、2011年ドイツ大会以来の優勝を狙う日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランク11位)はスペイン(同6位)と対戦し宮沢、植木のゴールなどで4―0と完勝。すでに進出を決めていた決勝トーナメント1回戦は8月5日(土)午後5時からウェリントン・リージョナルで1995年スウェーデン大会優勝国のノルウェーと激突する。
 ランキング上で格上のスペインを4発無失点の完勝で1位突破を決めた池田監督は、前半の3得点に「粘り強く守備をして、カウンターでうまくスペースを使えた。素晴らしい集中力だった」と選手たちを称えた。2本のシュートを決め大会通算4ゴールとなった殊勲の宮沢は「みんなでしっかり守って、最後勝って笑って(1次リーグを)終われたっていうのは良かった」と笑顔で語った。

 1次リーグ首位突破を懸けた一戦に前回コスタリカ戦から5人を入れ替えて臨んだ日本。2得点を決めた1次リーグ初戦のザンビア戦以来2試合ぶりの先発となった宮沢が、再びなでしこジャパンのポイントゲッターとなった。立ち上がりから相手に主導権を握られる展開となったが、前半12分にDF熊谷紗希が左サイドのMF遠藤純に展開。遠藤が中央へスルーパスを出すと、走り込んでいた宮沢が相手GKを交わして冷静にゴールへ流し込んだ。前半29分には、またしてもカウンター一閃。宮沢からパスを受けた植木理子の右足のシュートが相手守備陣の足に当たりながらもゴールネットを揺らした。前半40分には先制ゴールを決めた宮沢が、植木からのスルーパスに抜け出すと、相手守備3人に囲まれながらも右足を振り抜き、GKの両手をかすめゴール左上に自身2点目、得点ランク単独トップに躍り出す大会4ゴール目を決めた。高速カウンターからシュート3本で3得点とプラン通りの戦いで前半を3―0で折り返した。

 後半から2得点の宮沢に代えてコスタリカ戦で史上最年少ゴールを決めた藤野あおばを投入。得点がほしいスペインと一進一退の攻防を繰り広げる中、池田監督は後半23分に2点目を決めた植木に代えて田中美南をみっちに送り込んだ。この采配がズバリと決まり、後半37分に田中がペナルティーエリア内の右サイドから左足でゴール左隅に大きな大きなチーム4点目のゴールを叩きこんだ。

 守備陣は豊富な運動量で1次リーグ3戦すべてで得点を許さず。日本史上初めて1ゴールも許すことなく決勝トーナメント進出を決めた。

 4大会連続で駒を進めた決勝トーナメントでは、過去に米国(3度)、ドイツ(2度)、日本(2011年ドイツ大会)に並び4カ国しか経験していない優勝経験国のノルウェーと8月5日(ウェリントン・リージョナル)に行われる初戦で激突する。

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