神戸 「関西の砦」守った 4ゴールの花火大会で前回王者の甲府撃破 4年ぶり頂点も射程圏!

2023年08月03日 06:45

サッカー

神戸 「関西の砦」守った 4ゴールの花火大会で前回王者の甲府撃破 4年ぶり頂点も射程圏!
甲府に勝利し、タッチを交わす大迫(中央)ら神戸イレブン Photo By 共同
 【天皇杯4回戦   神戸4ー1甲府 ( 2023年8月2日    JITリサイクル )】 J1首位の神戸は前回王者のJ2甲府に4―1で逆転勝ちし、2年連続で8強入り。1点を追う後半から交代出場したFW武藤嘉紀(31)の決勝ゴールなど一挙に突き放した。
 まさに「侵略すること火のごとく」――。甲斐の戦国武将、武田信玄の旗印「風林火山」のお株を奪う猛攻を見せ、神戸が前回王者に逆転勝ち。2年連続8強入りを決めた。吉田監督は「選手たちがハードワークしてくれた。天皇杯は勝ち進むことが大事なので、勝利できて良かった」と満足げな表情を浮かべた。

 1点を追う後半開始から、FW大迫と武藤の二枚看板を投入すると、J1で首位を走る攻撃力に火が付いた。8分、大迫の右クロスがオウンゴールを誘って同点に追いつくと、15分には武藤がこぼれ球を押し込んで逆転に成功するなど、後半だけで4得点。途中出場で試合を決定付ける仕事をやってのけた武藤は「前半はやりたいサッカーではなかったので、サイドでスピードを出そうと意識した。(得点は)緊張したがGKの逆をとれた」と胸を張った。

 前回大会から数えて6試合連続でJ1撃破を続けてきた、くせ者・甲府を退け、リーグ初優勝と4年ぶり2度目の天皇杯制覇という2冠に向け、視界は良好だ。指揮官は「2つの大会の可能性があることはモチベーションになる。1試合1試合全力でやっていくだけ」と前だけを向いていた。

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