浦和が一部サポーターの暴走行為に声明発表 「如何なる背景があろうとも違反行為が肯定される理由はない」

2023年08月03日 20:28

サッカー

浦和が一部サポーターの暴走行為に声明発表 「如何なる背景があろうとも違反行為が肯定される理由はない」
<天皇杯 名古屋・浦和>名古屋サポーターと浦和サポーターがもめている最中に名古屋サポーターの横断幕が引き剥がされる Photo By スポニチ
 浦和は3日、天皇杯4回戦の名古屋戦(2日)での一部サポーターによる違反行為について、公式サイトで声明を発表した。
 クラブは事案の発生直後から大会主催者の日本サッカー協会など関係各所と事実確認を実施。「如何なる背景があろうとも違反行為が肯定される理由はなく、クラブ理念内に“安全・快適で熱気ある満員のスタジアム”を目指すことを謳っている私どもの価値観とは相容れない事象である」とし、行為者への処分を決定した。

 クラブが発表した処分は以下の通り。

 1:立ち入り禁止エリアへの侵入を主導したサポーター(31名)
 8月3日以降に開催される浦和の出場試合9試合への入場禁止(アウェー含む)

 2:立ち入り禁止エリアへ侵入したサポーターを統括するリーダー(1名)

 8月3日以降に開催される浦和の出場試合16試合への入場禁止(アウェー、ACL含む)

 3:立ち入り禁止エリアへ侵入したサポーター(45名)
 厳重注意

 なお、処分対象者は行為者からの申し出、関係者による事実確認およびクラブの調査で把握できた現時点での人数となるため、今後も増加する可能性があるという。また、厳重注意となったサポーターの中には、問題行動を制止するために禁止エリアに侵入したサポーターも含まれており、「制止をするためとはいえ、違反行為に及んだ事実を重く受け止め本処分とした」としている。

 そのうえで「今般の違反行為によりご迷惑をおかけした全てのみなさまに、心から深くお詫び申し上げます。浦和レッズといたしましては、違反行為への適時適切且つ毅然とした対応、そして観戦ルールの周知および遵守徹底により一層努めてまいります」と謝罪した。

 同試合で0―3での敗戦後に浦和サポーターは球団フロントと緊急の話し合いをしていたが、名古屋サポーターのヤジに激怒。設置された緩衝地帯を破壊し、制止しようとするスタッフも振り切って、名古屋サポーターの陣取るゴール裏に詰め寄った。一部では両軍サポーターが直接もみ合い、殴り合う場面も。最終的には愛知県警が出動し、沈静化を図った。

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