興国MF宮原勇太が卒業待たずにポーランド1部クラブへ入団「小さい頃からの夢。とてもうれしい」

2023年08月25日 18:01

サッカー

興国MF宮原勇太が卒業待たずにポーランド1部クラブへ入団「小さい頃からの夢。とてもうれしい」
神戸などで活躍した元ドイツ代表FWポドルスキー(左)とユニホームを手に記念撮影するMF宮原勇太(C)JSP Photo By 提供写真
 ポーランド1部グールニク・ザブジェは25日、興国(大阪)MF宮原勇太(18)の今夏加入を発表した。すでにポーランド入りし、練習に参加。当面はアンダーカテゴリーでの調整が主になるが、1日でも早いトップチームデビューを目指す。
 今後は通信制へ切り替えて高校は卒業する予定だが、サッカー部は退部。高校年代の花形で自身最後の全国高校サッカー選手権には出場しない。“異例”の決断を下した宮原はこの日までに取材に応じ「小さい頃からの夢だった。とてもうれしい。送り出してくれた興国高校に感謝しています」とスッキリした表情。日本代表FW古橋亨梧(セルティック)ら多くのプロを輩出している同校にとって、Jクラブを経ずの海外リーグ移籍は初のケースとなる。

 21年にはU―16日本代表候補に選出。持ち味はドリブルで、25年のU―20W杯出場を視野に入れている。将来的には「三笘薫選手と久保建英選手を合わせたような選手になりたい」とキッパリ。通訳を最初から付けないハングリーさで、欧州トップリーグまで駆け上がることを誓った。

 同クラブは神戸などで活躍した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが所属。昨年所属したMF奥抜侃志は今季からドイツ2部ニュルンベルクへステップアップを果たした。

 ▼ルーカス・ポドルスキ 勇太は非常に良い選手でポテンシャルもあると思っています。私は日本でプレーもしていましたし、日本人選手のこともよく知っています。慣れるまで数週間はかかると思いますが、このピッチで一緒にプレーをしたいですし、彼のクオリティーを示して多くのアシストやゴールをしてほしいと期待しています。このクラブから世界へ翔び立って欲しいと思っています!
 
 ◇宮原 勇太(みやはら・ゆうた) 2005年(平17)4月7日生まれ、大阪府堺市出身の18歳。2歳からサッカーを始め、RIP・ACEを経て興国に入学。1年時から背番号10を背負う。1メートル72、65キロ。右利き。

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