スペインサッカー連盟会長「私は辞めない」 女子W杯優勝後の“騒動”を弁明「娘へのキスと同じだった」

2023年08月25日 19:45

サッカー

スペインサッカー連盟会長「私は辞めない」 女子W杯優勝後の“騒動”を弁明「娘へのキスと同じだった」
女子W杯表彰式で金メダルを授与されたスペイン代表FWエルモソ(左)を抱きしめるスペインサッカー連盟のルビアレス会長(ロイター)
 スペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス会長(45)が25日、臨時総会に出席。女子W杯で優勝した同国代表選手への“セクハラ”が世界中で波紋を呼び、注目される自身の去就について「私は辞めない」と明言した。
 同会長は20日の女子W杯決勝でスペインがイングランドを1―0で破って初優勝を達成した直後の表彰セレモニーで各選手を抱きしめて頬にキスするなどしていたが、FWエルモソに対しては両手で頭を挟んで唇にキス。相手の同意がないセクハラとして非難されて政府閣僚からも辞任や処分を求める声が上がり、国際サッカー連盟(FIFA)も24日に規律委員会が懲戒の手続きに入ったと発表した。

 この一連の“騒動”についてスペイン紙アスも25日の1面で「辞任」と大きく報道。「追い詰められたルビアレス会長が25日の臨時理事会で辞任を表明することになったとし、FIFAの調査方針が彼の決断を促した」と説明。スポルト紙も1面で「終止符が打たれる」と報道。「会長はエルモソへのキスやその残念な言い訳に対する国民や政府からの圧力に耐えられず、職を辞する見込みになった」と伝えており、辞任発表は“秒読み段階”だとされていた。

 しかし、臨時総会での会見で同会長は「私は辞任するつもりはありません」と驚きの発言。問題とされるFWエルモソに対する唇へのキスについては“自発的”で“双方の同意があった”と主張。そのような行動をしたのは間違いだったと認めながらも「キスというより、口先でした。私がしたあのキスは、私自身の娘にキスをしたいという願望と同じでした」と弁明した。

おすすめテーマ

2023年08月25日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム