開幕先発デビューの鎌田大地 ラツィオ移籍の決め手は「サッリ監督からたくさん学べると思った」

2023年08月25日 13:10

サッカー

開幕先発デビューの鎌田大地 ラツィオ移籍の決め手は「サッリ監督からたくさん学べると思った」
鎌田大地 Photo By スポニチ
 セリエAの名門ラツィオに入団した日本代表MF鎌田大地(27)が24日、本拠地ローマ郊外のクラブハウスで入団会見に臨んだ。
 会見の内容は以下の通り

 ―ラツィオに入団して…
 「ラツィオのような歴史もあって、いいクラブでプレーする機会を与えてくれた会長だったり、強化部長だったり、みんなに感謝しています」

 ―過去にセリエAで活躍した中田や中村ら日本人選手とは何か話したか?
 「そこまで話していないです。(ボローニャでプレーした)冨安と少し会話したくらいで、とくに先輩方たちに何かを聞いたというわけではないです」。

 ―ミリンコビッチサビッチに抜けた穴を埋める活躍が期待される。
 「このチームの役回りとしては、昨季までセリエAを代表するようなミリンコビッチサビッチ選手のポジションのところで、獲得もしてくれているし、皆さんから期待も感じる。僕にとっては、簡単な仕事ではないっていうのは理解していますが、僕は彼とは違ったタイプの選手なので、彼と全く同じことはできるとは思えないですけど、僕自身のスタイルで、このチームのためにタイトル獲得だったり、いい成績を残せるように頑張ってやっていきたいなと思います」。

 ―移籍決定までに時間がかかった。
 「1から説明すると長くなるので、端的に。自分が思ったよりも、かなり時間はかかったと思うし、ここまでこう長引くのは、僕自身にとっては、いいことではなかったと思う。すごく焦る部分もあったり、いろんな感情がありました。ただ、チーム選びというのは、すごく重要だと思ってたし、簡単にチームを決めるようなことはよくないと思っていた。だから最終的に、このようなクラブに来られてすごく幸せだし、チームメートだったり、監督も、素晴らしい人たちがたくさんいるので、ここでしっかりいい仕事ができれば、ここに来たことが正解だったって言えると思う」

 ―遠藤航がリバプールに移籍した。
 「(遠藤)航君に関しては、ベルギーリーグでやっていた時は、チームメートとしてやらせてもらっていたし、代表でも仲のいい選手の1人。今のサッカー界では、年齢はそこまで関係なくて、本当にいい選手で、チームから欲しがってもらえれば、ああいう移籍ができるっていうのは、いろんなサッカー選手に証明してくれたと思う。リバプールというチームに行った時は、すごいなという気持ちと、身近にいた選手なので、すごくうれしかったです」
 

 ―ラツィオに決めた理由は?
 「今回、移籍するにあたって、自分の中でひとつの条件として決めていたのは、チャンピオンズリーグ出場でした。チャンピオンズリーグに出続けられるようなクラブに行きたいと前々から言っていて、(ラツィオは)まずその条件を満たしているクラブだった。本当にいろいろな選択肢はありましたけど、(ロティート)会長からの熱心な誘いがあった。サッリ監督はすごく有名な監督だし、ドイツでやっていた時は、ディフェンス面では多くのことを学べたんですけど、攻撃面で多くのアイデアだったり、戦術の部分だったり、サッリ監督からたくさん学べると思ったのが、1番の決め手です」。

 ―日本でラツィオファンが増えることも期待される。
 「そんなにサポーターとか、日本で人気あるタイプじゃないんで、それはあまり期待しない方がいいんじゃないですか(笑い)」。

 ―フランクフルトでは欧州カップ戦で活躍した。秘けつは?
 「ヨーロッパの舞台でなぜ多くの点を取れて、いいプレーができていたかというのは、正直、僕自身も分からない。1人で何かをできるタイプの選手ではないので、僕自身の調子の良さ、悪さというのは、チームの出来次第。チームの出来が良ければ、自分自身も良くなっていくし、チームの調子が良くなければ、僕自身もなかなか難しい試合になっていく。そこは選手として課題というか。特別な選手ではないんで、フランクフルトでプレーしていた時は、僕自身も得点だったり、そういう目に見える結果っていうのはついてきましたけど、チームとしての戦いは、素晴らしかったと思うし、僕だけじゃなくて他の選手も良かったと思うんで、僕がなぜ常にヨーロッパでいい成績を残せたのかは正直、分からないです」

 ―開幕戦はレッチェに1―2で逆転負け。
 「苦手意識のあるチームとの試合っていうのは、試合前に聞いて、すごく難しい試合になるだろうなとは思っていた。ただその中でも、試合自体は別に悪いものではなかったと思う。前半に先制点を奪うこともできた。後半に押し込まれる時間帯はありましたけど、1―0で終わっていれば、僕自身は何も問題なかった試合だったと捉えている。最後の最後でやられての敗戦は、チームとしては意外な開幕戦という感じになりましたけど、もう過ぎたことだし、シーズン通して毎試合、いい戦いができるわけではない。それはサッカーの世界では当たり前のこと。もちろん、難しい試合も勝ち切っていく、勝ち切っていかないと、上にはいけない。僕自身、個人的なプレーもまだまだ改善していくところはたくさんあると思うし、コンディションをもっとよくできると思う。僕自身はもっといいプレーもできると思っているので。ただ、最低限チームの戦術だったり、自分がやらないといけないことっていうのは、最低限できていたと思う。これからよりチームのために、より数字の部分などにこだわってやっていきたいなと思います」

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