柏　敵地で札幌下してJ1残留へ大きく前進　自身初の1試合2発の細谷「大事な試合で取れて良かった」

2023年09月30日 15:51

サッカー

柏　敵地で札幌下してJ1残留へ大きく前進　自身初の1試合2発の細谷「大事な試合で取れて良かった」 — 柏・細谷真大 Photo By スポニチ

【明治安田生命J1リーグ第29節柏2―1札幌（ 2023年9月30日札幌D ）】柏が札幌を2―1で下し、アウェーでJ1残留へ大きな勝ち点3を勝ち取った。U―22日本代表FW細谷真大が自身初の1試合2得点を挙げる活躍で、自己最多をさらに更新する今季12得点とした。

　細谷は前半21分に「サヴィオが持った瞬間に動き出そうと思っていた。距離があったけど、うまく流し込めた」とMFマテウス・サヴィオのスルーパスに抜け出すと、ギリギリまで相手GKの動きを見極めてワンタッチでゴール右へ先制ゴールを流し込んだ。さらに前半38分には左サイドからMF山田康太、DFジエゴ、サヴィオとつないで鮮やかな崩しを見せると、最後はゴール中央で細谷がワントラップしてこの日2点目となる追加点。「クロスからの得点が少なかったので決められて良かった」と笑顔を見せた。

　チームをJ1残留へ大きく前進させる1試合2発。初のハットトリックこそ逃し「チャンスはあったので、一発決めてやりたかった」と悔しがったが「1試合2ゴールはずっと取れていなかったので、こういう大事な試合で取れて良かった」と振り返った。今後のJ1残留、さらに上位浮上への戦いに向けて「まだ取れると思うので、1試合に1点ペースで確実に取っていきたい」と頼もしく話した。

　井原正巳監督も細谷のゴールについて「チームとして狙っている形が出た。奪ったボールが切り替わったところはチャンスとチームとしても狙いを持っていた。ゲームを大きく左右する得点だった」と絶賛。最後は1点差に迫られながらも粘り強く逃げ切ったチームについては「最後は危ないシーンもあった。今までだったら追いつかれていたかもしれませんが、今日は勝ち切ることができた。チャンスをつくりつつ、守り切れたいいゲームだった」と選手たちを称えていた。