17年J1昇格POの“幻ヘッド”を払拭 福岡FWウェリントン「6年前から残っていたものを解消できた」

2023年10月15日 19:15

サッカー

17年J1昇格POの“幻ヘッド”を払拭 福岡FWウェリントン「6年前から残っていたものを解消できた」
<ルヴァン杯準決勝 名古屋・福岡>前半5分、ウェリントン(背番18)はゴール前の混戦から蹴り込み、先制ゴールを決める(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【ルヴァン杯準決勝第2戦   福岡1―0名古屋 ( 2023年10月15日    豊田スタジアム )】 1メートル86の巨躯が泣いた。「6年前から残っていたものが解消できました。特別な1戦だった」。前半5分、CKの流れから殊勲の1得点を挙げた福岡FWウェリントン(35)は試合後、涙を浮かべていた。
 1度目の福岡在籍時だった17年12月3日、豊田スタジアム。最後の一枠を賭けて、名古屋とJ1昇格プレーオフを戦った。後半13分にヘディングでネットを揺らしたが、オフサイド判定で“幻”に終わった。その試合はスコアレスドロー。規定上、J2リーグで上位だった名古屋の昇格が決定し、ピッチ上で膝を突いた。「自分のゴールが取り消されていなかったら違った結果だったかもしれない。同じ相手、同じ場所で取り返せた」。今回はVARの末にゴールが認められた。

 「前回プレーした時も非常に良いチームだったけど、今は当時とは全く違う状況。J1昇格や残留を目指すチームではなくなりつつある。しっかりと上を目指せるだけの力がついた。ここまでの成長過程があって、それに関わってる、そこを見届けているというのは本当に選手としても嬉しい」。あの日の忘れ物を取り戻した次は、新しいものを取りにいくチャレンジが待っている。11月4日のファイナル。クラブ初タイトルをつかみ「最高の涙を流したい」(ウェリントン)。

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