伊東 神話弾で12戦全勝 右足一閃「タケが見てくれていた」

2023年10月18日 04:43

サッカー

伊東 神話弾で12戦全勝 右足一閃「タケが見てくれていた」
<日本・チュニジア>後半、ゴールを決めた伊東は久保(左)と喜ぶ(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【国際親善試合   日本2―0チュニジア ( 2023年10月17日    ノエスタ )】 伊東が試合を決定づける一撃を決めた。1―0の後半24分。右サイドから、久保のマイナスのクロスに突進しながら右足一閃(いっせん)。「うまく相手に当てないように流し込むという意識でした」と振り返った。18年のコスタリカ戦を皮切りに伊東が得点した試合はこれで12戦全勝。「イナズマ純也」の神話が止まらない。 【試合結果
 高い技術が凝縮されていた。走り込んだ方向とは逆のゴール右隅に右足で蹴り込んだ。「タケ(久保)がうまく見てくれていたので、あとはふかさないことだけ意識していた」と話す。日本代表では同じ右サイドを主戦場とする“ライバル”久保からのパスを決め、ハイレベルで共存の可能性も見せた。

 ゴールに向かう積極性は、神奈川大時代から磨かれたものだ。シュートが入らずパスに逃げることが増えた時期があった。当時監督だった長谷川大さんに言われた。「3本打ってダメなら5本打て、5本打ってダメなら7本打て。どんどん挑戦しろ」。前向きな失敗こそが成功への近道だった。

 ハーフタイムには名波浩コーチからの助言もあった。「クロスで絶対3枚は(中に)入っていけと言われていた」という。愚直に繰り返した。選手とスタッフ間の意思疎通も完璧だった。いよいよ来月からはW杯アジア2次予選が開幕する。来年1月にはアジア杯(カタール)も控える。直近5戦4発の伊東はやはり頼りになる。(北野 将市)

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