森保監督 求める「ポリバレント」体現に自信深める 「全てが収穫」

2023年10月18日 04:41

サッカー

森保監督 求める「ポリバレント」体現に自信深める 「全てが収穫」
<日本・チュニジア>試合に勝利しハイタッチする森保監督(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【国際親善試合   日本2―0チュニジア ( 2023年10月17日    ノエスタ )】 第2次体制発足以来、森保監督が目指す「3チーム分の選手層」をフル稼働させて6連勝を達成した。指揮官は「日本代表として戦力になり得る選手が数多くいることを示してくれた」とW杯アジア2次予選に向けて自信を深めた。 【試合結果
 登録選手が26人から23人に3減するW杯アジア予選だけでなく、ここ数試合は来年1月のアジア杯も見据え、緊急時にも対応できる「ポリバレント(複数ポジションをこなせる)」な選手を積極的にテスト。三笘、中村が欠場した左サイドでは旗手が2人とは異なる持ち味を見せれば、久保も得意な右サイドではなくトップ下で鎌田不在を感じさせないプレーでチームをけん引。W杯予選まで1カ月を切ったが、主力不在という厳しい台所事情にも対応できるメドが立った。

 今回の招集メンバーのうち、約11カ月ぶりに代表復帰した中山はサイドバックだけではなくボランチもセンターバック(CB)もプレー可能。町田もCBだけではなく左サイドバックを任せられることを示した。「ポリバレント」を重視しながらも結果を出し「収穫は起用させてもらった選手たちが全て収穫」と振り返った。

 6試合24得点という結果は「誰が出ても機能する」という指揮官の狙い通りの強化が進んでいることの証左だ。ただ、アジアでの戦いはケガだけではなく、長距離移動による海外組のコンディション不良も含め、ありとあらゆるアクシデントが待ち構えることが予想される。過酷な状況下でも戦い抜くことで選手の成長、日本の成長につながると信じている森保監督は「これから始まるアジア予選に向けた良いシミュレーションになった」と充実の表情を浮かべた。

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