地元開催だった1966年W杯でイングランド代表を優勝に導いた往年の名選手ボビー・チャールトンさんが21日に86歳で死去し、各地で悼む声が上がった。
68年欧州チャンピオンズ杯(現CL)を制するなど現役時代に長く活躍したマンチェスターUでは選手が喪章をつけて同日の試合に臨み、クラブと代表で後輩だったデビッド・ベッカム氏は「サー・ボビーがいたから私はマンUでプレーした。まさに国民的英雄だった」と称えた。2002年W杯招致に協力し、12年には旭日小綬章を受章するなど日本とも縁が深く、福島県のJヴィレッジの名付け親にもなった。日本協会元会長の川淵三郎氏は「さまざまな教えを請うた。ボビーさん、安らかにお眠りください」との談話を出した。