ソシエダ久保がCLで初のMOM バー直撃含む最多シュート5本「我々は全てにおいて優れていた」

2023年10月25日 10:34

サッカー

ソシエダ久保がCLで初のMOM バー直撃含む最多シュート5本「我々は全てにおいて優れていた」
シュートを放つ久保(AP) Photo By AP
 【欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグD組第3戦   レアル・ソシエダード1―0ベンフィカ ( 2023年10月24日    ポルトガル・リスボン )】 Rソシエダードの日本代表MF久保建英(22)が欧州CLで初めてマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選ばれた。敵地のベンフィカ戦で後半31分までプレー。ゴールには絡まなかったものの、4―3―3の右ウイングとして攻撃陣を引っ張って抜群の存在感を示し、1―0の勝利に貢献した。
 久保は前半7分にシュートを放つなど序盤から積極的にゴールを狙った。後半7分にも日本代表アタッカーのドリブル突破から決定機が生まれるなどチームも攻勢。同15分には久保が2人をかわしてシュートまで持ち込んだ。同18分にはMFメンデスが開幕から3戦連発となる先制弾。同22分には久保が右サイドからカットインして左足でシュートを放ち、クロスバーを直撃して敵地の場内をどよめかせた。

 久保はチーム最多のシュート5本を放ち、過去2試合でMOMに選ばれ、3戦連発となった決勝弾を決めたメンデスを上回る評価で試合の最優秀選手に選出された。欧州サッカー連盟(UEFA)の技術観察パネルは「優れた技術、俊敏性、動き、綿密なコントロールとペースを見せた。試合を通じてベンフィカを脅かし、ボールを受けるたびにDFを翻弄(ほんろう)。クロスバー直撃でゴールを逃したのは不運だった」と指摘した。

 スペインの地元紙ノティシアス・デ・ギプスコアは久保を9点と採点。「6回以上のゴールチャンスを生み出した日本人は信じられないような試合を披露。最初の瞬間から右サイドで全てをやり遂げた。ボールを持って攻撃にかかわるたびに(敵地の)スタジアムは静まり返った。スズメバチが畑のあちこちを刺しているようだった」と評価した。

 久保自身は「チーム全員を誇りに思う。3000人以上のファンがアップから応援してくれた前で素晴らしい試合をした。今夜の我々は全てにおいて優れていたと思う」と満足げ。3試合を終えて勝ち点7で首位を守り、早ければ次節11月8日のベンフィカ戦で1次リーグ突破の可能性もある。「今夜のようなプレーができれば、決勝トーナメントの出場権は獲得できると思う」と手応えを口にした。

おすすめテーマ

2023年10月25日のニュース

特集

サッカーのランキング

【楽天】オススメアイテム