プレナスなでしこリーグ表彰式 オルカのFW鈴木陽がMVP

2023年10月25日 17:01

サッカー

プレナスなでしこリーグ表彰式 オルカのFW鈴木陽がMVP
<プレナスなでしこリーグ表彰式>ベストイレブンに選手され笑顔の(左から)オルカ鴨川FC・田谷春海、伊賀FCくノ一三重・秦美結、スフィーダ世田谷FC・渡辺瑞稀、朝日インテック・ラブリッジ名古屋・長谷川朋佳、オルカ鴨川FC・浦島里紗、日体大SMG横浜・渡部麗、ニッパツ横浜FCシーガルズ・小須田璃菜、ASハリマアルビオン・内田美鈴、朝日インテック・ラブリッジ名古屋・神谷千菜、オルカ鴨川FC・鈴木陽、日体大SMG横浜・森田美紗希(撮影・白鳥 佳樹)  Photo By スポニチ
 プレナスなでしこリーグ2023表彰式が25日、都内で行われ、初優勝を飾ったオルカ鴨川FCのFW鈴木陽(はるひ、24)が最優秀選手賞を初受賞した。全22試合に出場し、リーグ2位の12得点を挙げ、チームの初優勝に貢献した。
 シーズンを通して攻守で献身的なプレーを続けた鈴木は「すごくうれしく思うのと同時にビックリしています。この賞をもらえるとは思っていなかったので」と戸惑いながらも最高の栄誉を受賞できたことを喜んだ。

 埼玉県出身で、高校を中退してブラジルに留学。17歳でAC長野パルセイロ・レディース入りし、21年からオルカに在籍。だが、21年に左膝前十字じん帯を断裂すると、昨年は再度断裂して1試合も出場できなかった。「試合に出られなくて悔しい思いをした」。今年は体づくりとトレーニングに重点を置いたことで、初めてケガなくシーズンを終えられた。それが初優勝という結果につながり「頑張ってきて良かった」と振り返った。

 就任2年目の野田朱美監督(54)は昨季から守備戦術に時間を割き、それが今季になって実を結んだ。鈴木を中心にした前線からのハイプレスが奏功し、リーグ最少の18失点。「ここにいる選手の最大限を引き出すことができた。“やった感”がある」とチーム創設10年目での初優勝を振り返った。

 鈴木はブラジル留学以外に、セリエAに練習参加もしている。U―20日本代表にも選ばれたことのある実力者は、完全復活を果たして「代表も目指していきたい」とさらなる高みを見据えた。

 チームからはGK田谷春海(26)、主将のMF浦島里紗(29)もベスト11に選ばれた。14得点で得点王となった朝日インテック・ラブリッジ名古屋のFW神谷千菜(ちいな、22)はベスト11とともに敢闘賞を受賞。新人賞は愛媛FCレディースのFWで現役高校生の田子夏海(17)が選ばれた。

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