タテジマだ!! 高校サッカー界も猛虎旋風!?が吹きAREた 東海大大阪仰星が全国切符

2023年11月12日 06:00

サッカー

タテジマだ!! 高校サッカー界も猛虎旋風!?が吹きAREた 東海大大阪仰星が全国切符
<履正社・東海大大阪仰星>優勝し歓喜のFW水永直太朗(中央)ら東海大大阪仰星イレブン Photo By スポニチ
 【全国高校サッカー大阪大会決勝   東海大大阪仰星4ー0履正社 ( 2023年11月11日    ヨドコウ )】 第102回全国高校サッカー選手権(12月28日開幕)の大阪大会決勝が11日にヨドコウ桜スタジアムで行われ、東海大大阪仰星が前年覇者の履正社を4―0で圧倒し、7大会ぶり6度目の全国切符を手にした。FW水永直太朗(3年)が先制V弾を含むハットトリック。前回出場した第95回大会で4強入りした“猛虎軍団”が再び旋風を起こす。
 大阪の高校サッカーでも“猛虎旋風”が吹き荒れた。黄と黒の虎柄ユニホームを身にまとった東海大大阪仰星が前回覇者の履正社を4発圧倒。緑の芝生を虎が縦横無尽に駆けた。その中心にいたのがFW水永だ。

 「昨年の大阪大会で16強で敗退してから“この学年で日本一を獲ろう”とやってきた。とてもうれしい」

 試合前のロッカーから気力は充実していた。「阪神が日本一になったし、今年は俺らの年やで!」――。どこからともなく声が飛んで空気が和むと、結束力が高まった。前半22分、水永が右足で流し込んで先制。主将も務める背番号9がスイッチを入れた。

 2―0の後半2分には頭で合わせて2点目。「いろんな状況を意識してきたことがうまく結びついて点が取れた」。自画自賛のゴールで試合を決定づけると、同25分には相手のクリアミスを見逃さず、こぼれ球を右足で流し込んでハットトリックを達成した。

 11年に就任し、3度目の全国挑戦となる中務雅之監督(41)は阪神・岡田彰布監督の語録を毎日のようにチェックしていたという。「方向性をガラッと変えられた方」と、試合中の立ち居振る舞いをお手本にした。

 前々回出場時の第91回大会は8強、前回は4強だった。特に前回は“猛虎旋風”と呼ばれ、インパクトを残した。「全国でも仰星の絆を見せて日本一になりたい」と水永。大阪の代表校で冬の選手権を制したのは、岡田監督の母校でもある第52回大会の北陽(現関大北陽)が最後。仰星も“アレのアレ”に挑む。 (北野 将市)

 ◇水永 直太朗(みずなが・なおたろう)2005年(平17)7月11日生まれ、大阪府枚方市出身の18歳。6歳から西長尾FCでサッカーを始め、長尾西中では宇治FCに所属。東海大大阪仰星では2年春から試合に出場し、3年からレギュラー。好きな選手はハリー・ケイン(バイエルン)。1メートル77、64キロ。利き足は右。

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