湘南・大橋2発 残留王手 次節最下位・横浜FCと直接対決で決める

2023年11月12日 04:45

サッカー

湘南・大橋2発 残留王手 次節最下位・横浜FCと直接対決で決める
<湘南・名古屋>前半、この日自身2得点目のゴールを決め喜ぶ湘南・大橋(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【明治安田生命J1リーグ第32節第1日   湘南2-1名古屋 ( 2023年11月11日    レモンS )】 明治安田生命J1リーグは6試合が行われ、17位の湘南がFW大橋祐紀(27)の4戦連発となる2得点で名古屋に2―1で勝った。勝ち点を31に伸ばし、残留に王手をかけた。今季はJ2降格が最下位1チームだけ。残留争いは残り2戦で下位3チームの勝ち点差が2の混戦となっている。湘南は25日の最下位・横浜FCとの直接対決(ニッパツ)で勝てば残留が決まる。
 負けられない一戦で5位の名古屋に勝利した。湘南の山口監督は「しっかりやるべきことをやった結果が勝ち点3につながった。1点返されても崩れず我慢し、全員が執着心を持ってやれた」と胸を張った。

 前半から、走力を生かす湘南らしさが出た。15分にカウンターからゴール前に走り込んだ大橋が先制。23分には大橋がハーフウエーライン付近から独走、GKと1対1になって、ループシュートを一度は相手GKにはじかれたが、こぼれ球を自ら頭で押し込んだ。

 「一発で決められたらよかったが、いいところにこぼれてきた。決められてよかった。残り2試合、チームに貢献できるようにしたい」

 大橋は8月以降11試合で9得点と好調。昨季までの5シーズンで計7得点だったが、今季は既に13得点で、今夏に海外移籍した町野に代わる点取り屋に成長した。

 守備では8試合ぶりにケガから復帰したGK宋範根(ソン・ボムグン)が好セーブを連発。「リハビリをしていた時のことなどが思い浮かんだ」と、ヒーローインタビュー中に涙を流した。

 開幕戦で鳥栖に5―1で快勝して好スタートを切ったが、6月24日に最下位に転落。それでも自分たち主導で攻めるスタイルを貫き、9月30日のC大阪戦で勝って約3カ月ぶりに最下位から脱出。残留まであと一歩のところまで来た。山口監督は「皆さんが盛り上げてくれるのでそれに乗っかって楽しみたい。横浜FC戦に自分たちの戦いをぶつけるだけ」とはい上がってきた強さを見せる。

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