大久保嘉人氏 17年FC東京移籍の“理由”とは…川崎Fでは頼れる同僚の存在も「王様は好きじゃない」

2023年11月12日 21:00

サッカー

大久保嘉人氏 17年FC東京移籍の“理由”とは…川崎Fでは頼れる同僚の存在も「王様は好きじゃない」
14年大宮戦でゴールを決め喜ぶ川崎F・大久保(右)と中村憲 Photo By スポニチ
 サッカー元日本代表の大久保嘉人氏(41)が12日放送のNHK・BS1「サッカーの園~究極のワンプレー~」(後7・00)にVTR出演。17年に川崎FからFC東京への完全移籍を決めた“理由”について明かした。
 大久保氏は13年から川崎Fでプレーし、15年まで3年連続得点王に輝くなど活躍。当時、得点を量産できた要因としてMF中村憲剛がいたことを挙げ「憲剛さんは普通の人だったら絶対打つだろうっていうところでも、シュート性のパスを出してくれていた。後は決めるだけっていう。すごい大きかったです。今後、もう出てこないじゃないかなって思うくらいのパサーだった」と絶賛。

 他にもチームメートへの“気遣い”が大切だと説き「移籍1年目(2013年)PKが結構あったんですよね。FWレナトと合わせて11本ぐらいあった。それを半分半分蹴っていた。(そうして)気持ちよくさせれば(俺に)全部パス出してくれるから。だからレナト、今日はいいよ!って譲ったこともありました」と話した。

 そして話題が17年FC東京移籍に。同じ元日本代表FW佐藤寿人氏からVTRで「(後になって)川崎Fに残っていたらとは思わなかったの?あえてなんで得点の取れる環境から難しいチャレンジをしたのか」と質問を受けると、大久保氏は「フロンターレにいて王様で何も言われないっていう自分もあまり好きじゃない。色々なことをチャレンジして自分を探したかった。(そういう)チャレンジ病だったのかもしれない。けど残っていたら200ゴールは余裕でいきました。だって、フロンターレ以上のサッカーをするところはないので」と答えた。

 この発言に対し、スタジオでゲスト出演していた元日本代表FW福田正博氏は「川崎Fにいるから点が取れていると言われることが嫌だったのかもしれない。憲剛がいるから取れるんでしょ?って言うのが。俺は力あるからどこ行っても取れるんだよと証明したいという思いが、もしかしたらあったんじゃないかなと」と持論を展開。続けて「チャレンジ病って言ってますけど、それはウソ。大久保嘉人がそんなキレイ事言うなってことですよ」と言い放ち、周囲の笑いを誘った。

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